子どもの非行を防ぐために大切な考え方

2018.09.29 (土)

先日、私はスピーチ力向上セミナーを受けてきたのですが、そこでの先生の話が印象的でした。

 

 

「世の中には多くのスピーチ力を上げるためのセミナーがあり、さらに多くの人がスピーチ力を上げるため、これらのセミナーを受講している。だけど実際に『スピーチ力が上がった』『スピーチが変わった』という人は滅多にいません。それはどうしてでしょうか。それは、根本とテクニック、両方を変えないとスピーチ力は上がらないからです。」

 

という風に言われたのです。根本とは本質であり、抽象的なものと言い換えることができます。テクニックとは表面であり、具体的なものと言い換えることができます。それら両方を変える、すなわち具体と抽象の往復が、スピーチ力向上には必要なのだそうです。

 

 

スピーチ力向上のための本質とは、モノの考え方、スピーチに対する姿勢、と言ったものでしょう。それに対してテクニックとは、身振り手振り、声の大きさ、内容に手を加える、と言ったものです。

 

 

一見、私たちはテクニックに頼りがちです。それは、具体的なものとはわかりやすいからです。「わかりやすい」ということが、具体最大のメリットなのです。誰にでもわかりやすいテクニックを覚えたり、外見を変えて、変化を求めようとします。ですが、それだけで変化は訪れません。

 

 

本質である根本が変わっていないからです。すなわち、思考癖とか姿勢、と言ったものです。一見、漠然としていて捉えどころのないものです。ですが結局、本質というものを一言で言おうとすると、漠然としてモヤモヤした言葉しか選べないのです。というか、本質とはわかりやすく表現しづらいものなのです。わかりやすかったら具体になってしまいますから。

 

 

そして、本質とは何事も一緒です。スピーチなどのビジネス力だって、サッカーなどのスポーツだって、数学などの学問だって。結局は、言わんとしていることは同じです。変化を求めてレベルをあげるならば、思考や姿勢を変えるしかないのです。そして、求められる思考や姿勢は、分野をまたいで普遍的なものが多いでしょう。姿勢は積極性、思考は柔軟性。求められるのは、どの分野でもそのようなものでしょう。

 

 

本質とは、どこに行っても変わるものではありません。普遍的なものです。それゆえにハッキリとしたわかりやすいものではなく、モヤモヤとしたものなのです。

 

 

それに対してテクニックとは、スピーチ、サッカー、数学、全てにおいて変わってきます。スピーチにおけるテクニックとは、身振り手振りや発声方法になります。サッカーにおけるテクニックとは、有名選手が得意とするフェイントや、最近はやりの戦術、と言ったところでしょうか。数学におけるテクニックとは、筆記が早くなるシャープペンとか、カスがまとまる消しゴム、等ではないでしょうか。いずれも、すぐにイメージがつくほどわかりやすいものです。ですが普遍的ではありません。時代や地域に左右されるものです。

 

 

変えるには、両方必要なのです。根本とテクニック、両輪があって初めてレベルアップすることができるのです。テクニックだけを身につけても、中身が変わらなければうまくテクニックを活かすことができません。それに対して、中身だけを身につけようとしても、うまく行くわけがありません。時間がかかりすぎるしモチベーションが続かないでしょう。スピーチ力をあげるため、心の持ち方や取り組み方を学んだところで、いつまでたっても変化は訪れません。

 

 

物事を理解したり、そこから更に変化させようとするには、具体と抽象、両輪が必要です。ですが、みんなの目は大抵、わかりやすい具体的なものに向きがちです。ですから、今よりももっと、抽象的なものに目を向けるのです。そうすれば具体と抽象、いい割合で変化させることができるのではないでしょうか。

 


 

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非行に走る子どもは自己中が多いです。頭が固く、自分の価値観に固執しています。周りの人間の価値観や考えを受け入れられず、自分を通そうとします。自分以外の価値観や考えがあること自体が、見えていないのです。自分が正しくて、自分以外の考えは間違いだという先入観から抜けられない状態です。

 

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