非行を防止するための対策とは

2018.04.29 (日)

私は、非行とは子どもが生意気になることだと考えています。

 

 

法律的な定義は他にもあるのだと思いますが、法律的に言葉を定義しようとすると、どうしても言葉遊びにならざるを得ない部分があります。区切りをハッキリしようとするので、融通が利かなくなります。法律的にはアウトでも、感情的には許せる行為も存在します。法律の枠組みで収めようとすると、どうしても無理が出てくるのです。

 

 

生意気とは自己中なことです。頭が固く、自分の価値観に固執していて、周りの人の価値観や考えを受け入れられないことです。ですから非行を防止するには、これらの180度反対側を目指せば良いのです。

 

 

頭の柔軟性があり、自分の価値観に固執せず、状況や相手に応じて変化できること。周りが見られて、自分を含めたその場の状況を一歩引いた視点から全体を眺められること。それが非行防止のために必要な視点・考えです。それを私は「素直」と呼んでいるのです。

 

 

基本的に、人間は放っておけば自己中になります。人間は易きに流れるからです。それは子どもでも大人でも、男性でも女性でも、日本でも他の国でも、です。ですから素直な方向に持って行くことは、ある意味、流れに逆らうことなのです。

 

 

自分を律することを意識的にしなければ、流れに逆らうことはできません。年を取れば頭は固くなり、子どもの時のような柔軟な発想ができなくなります。知識や経験が蓄積されていくので、常識や当たり前をの住人になっていくのです。

 

 

ですが、素直な考えを理解することは難しいことでありません。少なくとも「このコラムを読んでいるあなたにとっては」です。というのも、一番の難関は気づいているかどうかだからです。

 

 

このホームページを訪れて、このコラムを読んでいるあなたは、子どもの非行に気づいたり、何となく気になっているのだと思います。自覚があるという時点において、問題は解決に向かうものなのです。自覚しているかどうかが、最も高い障害なのです。

 

 

基本的に人間は、自分のタチの悪い部分には気づかないものです。気づいていないからこそタチが悪いのです。自己中な人は、自分が自己中なことには気づいていません。威圧的な雰囲気を持っている人は、自分が威圧的な雰囲気を持っていることに気づいていません。自覚しているかどうかが、最難関なのです。

 

 

このコラムでは、私が警察官の経験を通して接してきた生意気な子どもの事例を多く紹介しています。このコラムを通して、自分の考えのクセを深く理解し、解決へと持っていっていただきたいと思います。あなたに自覚はもうすでにあるはずです。解決への手助けをするのが、このホームページなのです。

 

 

あなたが素直な考えを理解した時、子どもへの接し方も変わることになると思います。それは、世界が変わって見えるからです。より高い視点で物事を見られるようになるからです。繋がりが見えるようになり、今まで見えなかった関係性が見えるようになります。

 

 

このホームページを通して、素直な考えを理解していただければと思います。

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