子どもの非行はどうすれば防ぐことができるのか

2017.12.11 (月)

素直な人間がいる環境におけば、子どもが非行に走るのを防ぐことができるでしょう。

 

 

素直とは

・寛容的

・相手を許すことができる

・優しい

・視野が広い

・受け入れることができる

・自己中心的でない

・おおらか

という様な意味です。

 

 

世の中には根拠が不確かな子育て論がたくさんありますが、「子どもと親が似る」というのは、誰もが納得するところだと思います。多くの時間を過ごす者や幼少時代を共に過ごす者の影響を、人間は受けるものなので、子どもにとってはそれが親なわけです。親からの影響が多いゆえに、子どもは親に似るのです。

 

 

私は多くの犯罪者や悪者と接する仕事をしていましたが、彼らの多くには、「視野が狭い」という共通点があります。社会を俯瞰的に見ることが出来ないのです。自分しか見えておらず、他人を許すことが出来ないのです。

 

 

自分のワガママを抑えることができずに、アオリ運転を繰り返し、路上で相手ドライバーを殴る人もいます。自分の将来展望が描けず、夜な夜な仲間と集まり、バイクで迷惑な運転をする子どももいます。お金が欲しいからと、人の家に忍び込んでは金を盗む者もいます。

 

 

どれも短絡的で、自分を律することができない人間です。彼らには自分しか見えていないので、空からの目線で広い範囲を見ることが想像できないのです。自分しか世界がない故に、相手を許したり相手の主張を受け入れたりすることができないのです。

 

 

彼らの人間性の対極に位置するのが、「素直」という人間性です。素直さとは、広い視野を持つことから始まります。「もしかしたら自分は間違っているかもしれない」という考えです。「自分が見えている世界とは別に、相手が見えている世界がある」ことを想像できることが必要です。

 

 

「自分は間違っているかもしれない」「自分には見えていないものがあるかもしれない」と考えるから、「相手には自分に見えていないものが見えているかもしれない」と想像することができるのです。だから相手を尊重し、自分のワガママを抑えることができるのだと思います。

 

 

広い視野を持つことが、自己のワガママを抑えて、犯罪を抑制する方法です。非行とは子どもの犯罪のことをいいます。広い視野をもつ者が多くいる環境で子どもを育てることが、子どもが非行に走るのを防ぎます。

 

 

 

狭い世界しか知らない者に広い世界を見せるには、広い世界の楽しさを知ってもらう事です。無理に広い世界に引っ張ろうとしても、扉は開かないでしょう。特別な働き掛けが必要なわけではなく、より広い世界を知っている者が一緒に過ごすだけで、子どもの非行は防ぐことができるのです。

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