避けられないケンカはない

2018.02.12 (月)

ケンカというのは、避けようと思えば避けられるものです。避けられないケンカは、無いと言っていいでしょう。

 

 

よくあるのは、ケンカをしておいて「自分は何もしていないのに相手がケンカを仕掛けてきたので、相手が悪い」という主張です。「一方的にふっかけられた」とか「向こうから手を出してきた」とか「突然、肩をぶつけられた」などと、自分には非がない事をケンカの当事者は言おうとします。

 

 

ですがほとんどのケンカというのは、お互いに「ケンカに対する前向きな気持ちがあって始まります。「よし、殴り合ってやってやろう」とまでは思わなくても、「文句の1つでも言いたい」などと思う小さい攻撃的な気持ちが、相手とのトラブルを誘発するのです。

 

 

ケンカを100パーセント避けようとしていれば、避けられないものではありません。正当防衛という言葉もありますが、正当防衛が成立するケースというのは、滅多にあるものではありません。「これは正当防衛だろう」と都合のいいように考え、無理やり正当防衛を主張するケースがほとんどです。

 

 

よく「家族を守るために」とか「恋人を守るために」などと言う人がいますが、それでも相手に手を出さざるを得ない状況になることはほとんどないでしょう。逃げる方法や、謝罪や、口で説明する方法など、相手に手を出す以外の選択肢は必ずあるものです。それを無視して、正当防衛を言い訳に相手に手を出すのは、正当防衛になりません。

 

 

特に多いと思うケンカのきっかけは、車どうしのトラブルからです。あおったり、あおられたり。又はそう思ったり。車というのは、仮面を被っているのと同じです。お互いに顔を直接合わせずに、車の中にいるから、気が大きくなってしまうのです。運転席という個室にいるため、我が強くなってしまうのです。

 

 

車を運転している際は、特に注意が必要なのです。「運転中は気が大きくなる」という認識を持つことが、まずは必要です。テレビや新聞で「あおり運転からトラブル」などの二ユースを見て、「くだらない。自分だったらしないよ。」と思うとおもいます。その冷静さを運転中、いざ無理な割り込みをされた時に持っていられるか、です。

 

 

ケンカというのは、避けようと思えば避けられるものです。「道を歩いているだけで何もしていないのに、前から歩いてきた男が突然に殴ってきた」という状況はほとんどありません。原因があるからこそのケンカでありトラブルなのです。避けられないケンカはないのです。

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