子どもに万引きをさせないために、お店にできる事は

2015.10.26 (月)

お店側が、子どもに万引きをさせないためにはどうしたらいいでしょうか。

有効な答えは一つしかありません。お客さんに声を掛けることです。

防犯のため、地域で挨拶を積極的にするのと同じです。
これから人の家に入ろうとしているドロボーがいるとします。このドロボーの心の中には、「家に入って金品を盗みたい」という気持ちと、「用心のために今日はやめておく」という選択肢があるはずです。住宅街を歩き、家を一つ一つ遠目に物色しながら、「入るか入らないか」考えているはずです。私たちは、防犯のためにドロボーの心の中の「今日はやめておく」の比率を上げなくてはなりません。どんな方法が効果的でしょうか。

答えは一つ。声を掛けることです。

万引き防止対策も同じで、「商品を盗もうかどうか」考えている万引き犯人に「やめておこう」と思わせるには、声を掛けることが一番効果があります。お客さん全体に向けられた「いらっしゃいませ」では効果がありません。そのドロボーにとって「あなたに言ってるんですよ」ということがわかるくらいの声掛けが、望ましいです。

確かに、防犯カメラも万引き抑止対策として効果があるかもしれません。街中や店内に防犯カメラが設置してあるのを見ると、「あ、見られてるのかな」と誰でも思うはずです。それによって、「ここはガードが堅いな」とドロボーに思わせられるかもしれません。

しかし、声掛けによる抑止効果は、防犯カメラよりもはるかに高いはずです。ドロボーの心に訴えかける度合いが違います。声を掛けられればドロボーは、確実に「顔を見られた」「いることがバレた」と思います。その時のドロボーの「やめておこう」度合いは、一瞬で防犯カメラを凌駕するほど、上がります。

そもそも、考えが未熟な中学生や小学生の子どもは、防犯カメラを気にしていない子どもが多いです。防犯カメラには初めから意識はないし、あっても「ふーん」という感じで、気にしません。

お店にできる一番の万引き対策は、お客さんに声を掛けることなのです。

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