オレオレ詐欺の対処法について(2)

2017.06.24 (土)

(続きから)

 

 

なぜ半分怪しいとわかっているにも関わらず、お金を相手に払ってしまうのでしょうか。それは、プレッシャーをかけられているからです。

 

 

まともな判断ができなくなっているのです。正常な思考を持っていても、正常な思考をすることを阻害されているのです。プレッシャーによって。

 

 

その状態でたどり着くのは、「とりあえずお金を払って、後のことは後で考えよう」なのです。

 

 

電話を受ける高齢者などの被害者にとって、最悪の状態は、家族なり身内の問題が解決しないことです。

 

 

家族が交通事故にあって、そのまま解決しないこと。女の子を妊娠させてしまって、そのままの状態のこと。株投資の借金が払えずに借金が膨らむこと。

 

 

「とりあえず最悪の状態を脱しよう」「とりあえず問題の進行をストップさせよう」「とりあえず応急処置をしよう」なのです。

 

 

そして、お金を相手に渡します。コンビニのATMで電話しながら、言われた通りに操作してお金を振り込見ます。自宅前に来た会社の同僚に、直接お金を手渡します。郵送なり宅配なりで、相手にお金を送ります。

 

 

その後、ホッと一息ついたところで、まともな思考に戻っていくのです。相手にお金を渡して後戻りできなくなって、やっと正常な考えが頭に戻ってくるのです。

 

 

「やっぱり自分の判断は間違っていたかな」「やっぱりやめておけばよかったかな」「やっぱり誰かに話しておけばよかったかな」と言う考えが頭に吹いてきた時には、後の祭りなのです。

 

 

(続く)

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