非行を防ぎ、素直な子どもへ

 

こういうニュースが流れると、オセロに注目が集まるでしょう。もしかしたら「自分の子どもにもオセロをやらせよう」と思う大人も出てくるかもしれません。「オセロで福地君のようになってほしい」って思う人が出てくるかもしれません。

 

 

だけど気をつけて欲しいのは、「目の前のハッキリしたものに目を奪われてはいけない」という事です。ハッキリしたもの奥にあるのモヤモヤしたものにこそ、目を向けなくてはいけません。というのも、大抵、本質っていうのはモヤモヤした分かりにくいものだからです。

 

 

モヤモヤしたものの前にあるハッキリしたものに気を取られてしまっては、「何が大事か」は分かりません。このオセロのニュースの場合、おそらく福地くんにとっての本質とは「オセロをやれた事」ではなく、「自分の好きな事をやれた事」ではないでしょうか。

 

 

自分の好きな事として何を選ぼうが関係ありません。オセロでも、サッカーでも、ネットでも。「好きな事に没頭できた」「自分でやりたいことを選べた」「自分の好きなことをできた」っていう自発的なものこそが、福地くんの才能を発揮できた要因なのだと思います。

 

 

福地くんのニュースを見て「うちの子にも才能の発掘を」と思うのは構わないし、それが普通だと思います。ですが、その実現はなかなか難しいものです。なぜならそれは、具体的なオセロを選ぶことではなく、抽象的な自発性を選ぶことだからです。

 

 

確実性があるわけでもありませんし、根気もいるでしょうし、コミュニーションも必要になるでしょう。親にとっては人間性が試されます。

 

 

おそらく、途中で挫折する家庭もあるんでしょう。「自発性を」と思っても、どこの家庭でも皆ができるわけではありません。才能の発掘とはそういうものです。無残に散っていった数多くの失敗の上に成り立つものです。多くの家庭が才能の発掘に失敗する中で、福地くんの所がいろいろな要因が重なって花開いたという、圧倒的な母数の上のオセロ世界一なのでしょう。

 

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「素直さ」を考えるセミナーを定期的に開催しています。スケジュール・詳細はこちらをご覧ください。

 

自己中が思いやりに、
生真面目が寛容に、
怒りっぽさが優しさに、
そして非行が素直に変わります。

 

 

 

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プレゼントの無料小冊子を更新しました。「子どもの非行を防ぐための素直な頭のつくり方」です。

 

非行に走る子どもは自己中が多いです。頭が固く、自分の価値観に固執しています。周りの人間の価値観や考えを受け入れられず、自分を通そうとします。自分以外の価値観や考えがあること自体が、見えていないのです。自分が正しくて、自分以外の考えは間違いだという先入観から抜けられない状態です。

 

子どもは周りから吸収する度合いが強いので、子どもの成長は周りの大人次第の側面があります。「周りの大人が自己中から脱し、素直な頭を持つ事で、接する子どもにも好影響を与えよう」というのが、この小冊子の狙いになります。

 

頭の柔軟性があり、状況や相手に応じて変化できる事。自分だけでなく、相手の考えも認める事ができる事。一つ上から全体を俯瞰できる事。そんな「素直な頭」をつくるための気づきを、この小冊子から得ていただければと思います。

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