コミュニケーションで親子の信頼関係を築く

2015.05.26 (火)

非行に走る子どもは、親との信頼関係が気付けていない事が多いです。

万引きした子どもの親を呼んで、事情(子どもが店で万引きして捕まった事)を話します。親は子どもに注意するのですが、その注意は子どもに届いていない事が多いです。子どもは「うるせぇ。」等と言って一蹴したり、無視したり。親が子どもに対して何の影響力も持たなくなっています。これは、親子の信頼関係が気付けていない事が根本にあります。信頼関係があるからこそ、子は親の注意を聞くのであって、信頼関係の無い人間の注意等、聞くはずもありません。

ではどうしたら信頼関係を気付く事ができるのか。それは長年のコミュニケーションの積み重ねです。信頼関係を気付くには、コミュニケーションをパイの様に積み重ねる作業が必要です。

特に子どもが乳児や幼児のうちは、相手(親)に対して敵意を持っていません。その位の年齢のうちから、コミュニケーションを積み重ねるべきです。

昨今、スマホやタブレット端末に乳幼児の相手をさせる親の姿を街で見かけます。たしかにスマホやタブレット端末は、人間にはない魅力を持っており、乳幼児を一瞬で虜にする事が出来ます。これはこれで便利だし、乳幼児の脳の一部を活性させるのにはいいのかもしれません。

しかし、親子の信頼関係を気付くのには、不向きです。乳幼児はうるさいですし、走り回ります。自分勝手です。それらを大人しくさせるには、並大抵のエネルギーではありません。が、困難を乗り越えて実施するコミュニケーションの先にこそ、親子の信頼関係があるのだと私は思います。なかなか効果の上がらないコミュニケーションを重ねて、お互いを理解する事で、信頼関係は生まれるはずです。

非行防止のためには親子の信頼関係。そのためには、山や川を乗り越えて積み重ねる、親子のコミュニケーションが必要です。

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