子どもの非行防止に役立つ抽象化のポイント4

2018.06.21 (木)

ウソをつくようになったり、モノを隠すようになったり、怒りの表現を覚えたり。小学生になった子どもの行動を見ていると「将来、この子は非行に走るんではないか」と思う瞬間があります。子どもが非行に走らず、素直に成長するには、何が必要なのでしょうか。日々の中で注意すべきは何なのでしょうか。

 

 

非行に走る子どもには自己中が多いです。自分の価値観に固執していて、自分とは違う価値観の存在を理解できません。競争意識が高く、正しいか正しくないかの白黒でしか物事を判断できません。想像力が乏しく、目の前の見える物しか見ようとしないのです。

 

 

ですから、自己中の正反対を目指せば非行は無くなる、というのが私の仮説です。相手や状況に応じて柔軟に考えを変える事ができる事。視野が広く、大きな流れで物事を見られる事。一歩上からの視点を持ち、相手のバックグラウンドをも想像できる事。このような素直な考えを身につければ、非行は無くなると思うのです。

 

 

素直な頭をつくるには、抽象の視点が必要です。非行に走りやすい視野の狭さは、具体しか見えていない人と共通です。素直な頭の視野の広さは、抽象レベルも見える人と共通です。

 

 

 

抽象の視点を持つポイントの一つは、「白黒はっきりしない事」です。白黒つけるとは、正解と間違いの間にはっきりとした線を引き、どこからが良くてどこからが悪いのかの境にこだわる事です。曖昧なものではなく、分かりやすい答えを定義しようとする事です。

 

 

ですが白黒はっきりつけようとすれば、相手を許す大らかさが無くなります。間違っていても良いとする寛容さがなくなるのです。抽象化とは、はっきりとした事を求めずに「どっちでもいい」とする事です。なぜなら、メリットは状況次第でデメリットにもなるし、デメリットは状況次第でメリットにもなるからです。

 

 

そこがわかると、むやみに「違う」として否定する事は、馬鹿げている事とも感じるのです。例え今の状況では「違う」と思っても、今後の状況変化で「確かに!」と変化する可能性があるからです。

 

 

抽象化思考では、白黒はっきりさせずに曖昧に扱うことが求められます。

 


 

 

 

 

プレゼントの無料小冊子を更新しました。「子どもの非行を防ぐための素直な頭のつくり方」です。

 

 

非行に走る子どもは自己中が多いです。頭が固く、自分の価値観に固執しています。周りの人間の価値観や考えを受け入れられず、自分を通そうとします。自分以外の価値観や考えがあること自体が、見えていないのです。自分が正しくて、自分以外の考えは間違いだという先入観から抜けられない状態です。

 

 

子どもは周りから吸収する度合いが強いので、子どもの成長は周りの大人次第の側面があります。「周りの大人が自己中から脱し、素直な頭を持つ事で、接する子どもにも好影響を与えよう」というのが、この小冊子の狙いになります。

 

頭の柔軟性があり、状況や相手に応じて変化できる事。自分だけでなく、相手の考えも認める事ができる事。一つ上から全体を俯瞰できる事。そんな「素直な頭」をつくるための気づきを、この小冊子から得ていただければと思います。

 

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