子どもの非行を防ぐため、視野を広げる3つの方法とは

2017.12.12 (火)

子どもの非行を防ぐには、素直な者がいる環境で子どもを育てることが必要です。素直とは周囲の意見を受け入れられる事であり、それには広い視野が必要です。視野が狭くては、ワガママを抑えることができないからです。(コラム参照)

 

 

視野を広げるには、読書習慣、旅、広い人脈、を意識すると良いでしょう。

 

 

1 読書習慣

 

まずはお手軽に視野を広げる方法です。

 

 

先人の知識が詰め込まれた本を読むことで、自分以外の洗練された・深く彫り込まれた考えを、自分の頭に入れることができます。本一冊には、知識人が膨大なエネルギーを費やして考えた、知識の塊が埋め込まれています。この知識は、自分がそれまで見ることができなかった世界を、必ずや見せてくれるでしょう。

 

 

ポイントは「習慣」にすることです。一冊や二冊ではものに出来ません。合う合わないや、その時の読む側の気分もあり、なかなか視野は広がらないはずです。ある一定以上の本を読んだ時、地平線まで広がる活字の向こうに、さらなる大陸が見えてくるはずです。

 

 

しかも、読書習慣は想像力を鍛えることもできます。文章のみの本を読むことは、絵が多い本を読むよりも難しいものです。それは、より抽象的だからです。絵が書いてあると、インプットする対象が具体的なので易しいのです。スラスラと具体の絵が頭に入ってきます。

 

 

ですが文章のみの本は、インプットの対象が抽象的であるがゆえに難解です。だから頭を使うのです。頭を使って一生懸命に想像力を回転させるからこそ、想像することの訓練になるのです。想像は、自分以外の立場にも思いを馳せる力となり、視野を広げる一助となるはずです。

 

 

読書習慣は、旅や広い人脈よりも省エネで視野を広げることができます。新刊でも1500円程度と、ある程度の相場が決まっています。中古本であれば、10円や100円もあります。アマゾンで買えば、家にいながら手に入れることもできます。

 

 

 

2 旅

 

 

次に旅をすることです。普段、見慣れない珍しいものを見に行くことです。日常の行動範囲を飛び出し、普段接することのない物を体験することは、視野を広げるいい刺激となるはずです。

 

 

「人間は情報の8割りを見ているものから得る」と言われています。普段、見ているものの影響はことのほか大きいはずです。行ったことのない場所、初めて行く場所に行けば、目に入ってくるものの新鮮さが、それまで見えていた世界を変えてくれるはずです。

 

 

旅は誰にとっても楽しいものです。行く先の当たり外れはあるかもしれませんが、旅自体が嫌いな人はいないはずです。基本的に、遠くへ行けば行くほど価値の転換が大きくなり、大きな視野を得ることができます。

 

 

欠点は時間とお金がかかることです。「広い視野を」と思って遠くへ行こうとすればするほど、時間とお金がかかります。

 

 

3 広い人脈

 

最後に広い人脈です。これも旅と同様、近くではなく遠くの方が、価値観の異なる人間に出会う確率が高くなります。環境が違えば人の価値観も変わります。

 

 

ですが「旅」ほど遠くへ足を運ばなくても、近くに自分とは全く異なる価値観を持ったものがいるかもしれません。身内以外の広い人脈を持つことは、旅をすることと同等の広い視野をもたらしてくれます。

 

 

欠点は合う合わないが大きいことでしょうか。基本的に人と合うことが苦手な人もいます。相手が自分と合えば良いのですが、合わなければ忘れられない思い出となります。

 

 

広い人脈は、そこへ行くまでの心理的なハードルも高いと思います。

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