子育てにおいては、なぜ主体性を育むことが重要なのか

2018.03.25 (日)

主体性をは育むことが子育てにおいて大事、ということです。

 

 

1 子育てで何が大事か

 

 

子育て本を何冊も読んできましたが、それらの多くは主体性に重きを置いています。昨年は100冊ちょっとの本を読んで、正確な数はわかりませんが、その中に子育て本もいくつか含まれていました。ビジネス書の様な子育て本、ビジネス書の様な体裁の子育て本のことです。

 

 

どの本も主体性を育むことが大事だと言っています。子どもが自分からやろうとする力を育むことです。それが他の能力をも引き出す土台となるのだと思います。たとえば集中力。高いパフォーマンスを発揮するには集中力が必要です。万人に平等に与えられた24時間という条件の中で高い成果を出すには、集中力が必要です。

 

 

その集中力を出すには、自分からやりたいと思ったことでなければ、出るものも出ません。やらされ感のある中で人よりも高いパフォーマンスを発揮しようとしても、ないものを無理に作ろうとしている様なものです。結局は何も発揮されないまま、時間だけが無駄に過ぎていくでしょう。

 

 

例えば意志の強さ。世知辛い世の中を渡っていくには、意志の強さが必要です。社会には、自分がやろうとすることを阻害してくる要因がいくつもあります。「これをやろう」と決めて1日を始めても、選択肢をくぐり抜けているうちに「やっぱりやめようかな」と軸がブレてしまいます。軸をブラさずに社会をくぐり抜けるには、意志の強さが必要です。

 

 

その意志の強さを育むにも、主体性が必要になります。人が生活していると、意志はどんどん弱くなります。周りに自分の意思の強い人間がいると、周りに流されがちです。小さな意志の強さを大事に育む必要があるのです。そのためには、自分からやりたいと思えることを育むことが求められるのです。自分がやりたいと思った小さいことを育てることが、あとで大きな意思決定をできるまでにするのです。

 

 

2 主体性以外は、後半でも挽回可能

 

 

体力、勉強、優しさ、後で挽回可能です。体力の無い子どもが、勉強ができない子どもが、優しさのない子どもが、10代の後半で180度方向転換することはできるでしょう。やろうと思えば。そのやろうと思うかどうか、それが主体性の関わるところなのです。

 

 

来たると時に備えて子どものうちに育んでおきたいもの、それが主体性なのです。人生は長く、今の子どもたちは当たり前の様に100年を過ごすと言われています。その中で、いつの段階で自分の人生を彩りあるものにしようと目覚めるのか、わかりません。子ども時代よりも大人の時代の方が長いのですから。

 

 

また人生では多くの人に出会うため、どこで影響力の高い人に合うのか、わかりません。子ども時代よりも親の手を離れてからの方が、多くの人に会う機会は多いはずです。親の手を離れてからの方が人生長いですし、親の手のうちにいる間は、親というフィルターにかけられた出会いしかないでしょう。

 

 

3 実践あるのみ

 

 

また、どのビジネス本を読んでも言われていることは、実践あるのみ、ということです。世の中には未来を恐れて一歩踏み出せない人が多くいます。計画を立ててばかりいて、結局はやらずじまいに終わることが多いのではないでしょうか。先を見通そうと計画を立てていては、物事は動かないのです。物事を動かすには実践あるのみです。

 

 

主体性についても、実践あるのみです。子どもが持っている主体性がベストと考えて、子どもと接することが求められているのです。いい判断ができる様になってから、もっと勉強ができる様になってから、と考えていては、主体性も育まれません。子どもの小さい主体性を信じることが、主体性の成長に繋がるのでしょう。後になって振り返ってみると、自分からやろうとしている主体性の塊になっていることでしょう。

 

 

子育てにおいては、主体性を育むことを意識しましょう。

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