なぜ私が抽象を勧めるのか

2018.10.05 (金)

具体と抽象っていう概念があるんです。この具体と抽象ってのは両天秤みたいなものなので、どっちが欠けてもうまくいかないし、どっちか片方を重要視してもうまくいかないんです。バランスが重要なんです。どっちも同じように大事なんです。具体が必要な場面もあるし、抽象が必要な場面もあります。世の中は複雑で、どっちか片方だけで乗り切ろうなんてことはできません。

 

 

ただ、多くの人が具体ばかりを求めています。具体的なものにばかり目を奪われている人が非常に多い。具体と抽象、両方大事なんだけど、実際は具体的なものを重要視する風潮がある。だから、「もっと抽象的なものにも目を向けよう」ということを私はお勧めしたいんです。

 

 

具体の特徴は、細かい、ハッキリしている、一部分、現実的、などがあります。そして、具体であることの最大のメリットは「分りやすい」っていうことです。みんな誰もが分りたいと思っている。わざわざ考えるようなものよりも、スッと頭に入ってくるような、分りやすいものを求めます。余計な手間を取りたく無いんです。だから皆んな、頭にスッと入るもの、喉にスッと入るもの、腹にスッと落ちるものを求めるんです。

 

 

そこに考えるっていう余計な手間を作りたく無いが故にです。ですけど、具体っていうのは、分りやすい分、どうしても一部部分なんです。全体のうちの、ごく一部分でしか無いんです。グーグルマップと同じです。今いる場所をハッキリと分りやすく画面に表示させようとしたら、一部分しか表示させることはできないんです。分りやすいっていうのは、視界が狭くなっているんです。

 

 

それに対して抽象の特徴は、ボヤッとしている、現実的で無い、ハッキリとしない、全体的、などです。そして、抽象的であることの最大のメリットは、本質であるっていうことです。つまりこれは、「一を聞いて十を知る」ことができるっていうことです。川のようなものです。上流の小さい流れから、川は下流に向けて流れます。下流に向けて流れるにつれて、いろいろな支流に枝分かれして流れていきます。

 

 

抽象っていうのは、川の上流のようなものなんです。川かどうかわからない、ハッキリしない、そんなところにこそ、一番のコアが存在するんです。生命や文明の源である川の、さらに源に位置するのが抽象です。その川から枝分かれする全ての支流に通じることができます。コアを押さえるっていうのは、全てに通じるっていうことです。一つ一つ細かく具体的に見ていくよりも、抽象的にまとめて見る方が、本質をつかめます。

 


 

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