法律で社会は救えない〜警察官千葉とうしろうの「ねらい目」

2018.08.11 (土)

よく、法律をあてにしている人います。法律を気にしすぎている人です。何か問題やトラブルがあった際に、「法律ではどうなの?」「法律的にはどうなっているの?」と、法律を利用して解決しようという頭の人のことです。

 

 

法律っていうのは、頼りにするものではありません。少なくとも、真っ先に持ってくる様なものではありません。他に色々と手を尽くして、解決策を考えて、それでも解決でいなかった際に、仕方なく持ってくる様なものです。

 

 

いきなり初めから「法律ではどうなっているのか」なんて気にしていたら、何もできなくなります。なぜなら法律っていうのは、社会の土台を支えるだけのものではないんです。穴だらけなんです。人間社会の現象を、「あらかじめ明文化しておく」ことは不可能です。

 

 

だから、社会に合わない法律が出てくるんです。基本的に法律っていうのは、社会の後追いなんです。遅れている。それに法律に合わせようとするバイアスも生まれます。法律が遅れているだけなのに、「法律がそうならそうしよう」というものです。合わせるだけのものじゃないんです。法律っていうのは。

 

「本のねらい目」では「未来の年表」を紹介しています。日本の人口現象は、深刻な問題です。ですが私たちが生活している分には危機感は感じません。なぜなら長い目で見なければ分からないからです。普段生活している分には、「危ない」という感じがありません。

 

 

長い目で見ることが必要なんです。自分の子供や孫の世代を想像する、遠い未来の日本社会を思う、ような。だから、多少自分たちは損をしても将来を優先する、ような対策が求められます。そのような施策をする人間を、選挙でも選ばなければなりません。

 

 

目の前のニンジンにつられていては、行き先を謝ります。人口現象は危機的なものだ、という認識を持って、将来の日本の危機を回避するような方向に舵を切っていかなければなりません。

 

 

例えば移住です。安全な場所に住むのです。いまの日本のように、それぞれが好きな場所に住んでは、バラバラで行政サービスも行き届きません。ある程度固まって住むことで、人口が減少しても行政サービスの質の低下を防ぐ、ということが可能です。

 

 

ですが「先祖からの土地」とか「「すみ慣れたところ」なんて言っていて、一向に誰も移住しようとしない。そんな自分の気持ちの問題だけなのに、なかな動こうとしません。だから、コンパクトシティーが進まないんでうす。

 

 

ここでも抽象化思考が求められますね。主観から離れて、物事を客観的に見る視点。自己中でなく、物事に柔軟に対応できる素直な考えです。視野が狭いから、人口減少に自分たちは関係ない、と他人でいられるんです。結局は同じ社会で生きている人間です。つまりは同じなんです。自分ごととして、人口現象に向き合うべきでしょう。

 

未来は小さな一歩から。こちらの内容は、各業界の専門家がインターネットラジオやユーチューブを通して番組を提供する「これから放送局」でも視聴できます。

 


 

 

 

 

プレゼントの無料小冊子を更新しました。「子どもの非行を防ぐための素直な頭のつくり方」です。

 

 

非行に走る子どもは自己中が多いです。頭が固く、自分の価値観に固執しています。周りの人間の価値観や考えを受け入れられず、自分を通そうとします。自分以外の価値観や考えがあること自体が、見えていないのです。自分が正しくて、自分以外の考えは間違いだという先入観から抜けられない状態です。

 

 

子どもは周りから吸収する度合いが強いので、子どもの成長は周りの大人次第の側面があります。「周りの大人が自己中から脱し、素直な頭を持つ事で、接する子どもにも好影響を与えよう」というのが、この小冊子の狙いになります。

 

頭の柔軟性があり、状況や相手に応じて変化できる事。自分だけでなく、相手の考えも認める事ができる事。一つ上から全体を俯瞰できる事。そんな「素直な頭」をつくるための気づきを、この小冊子から得ていただければと思います。

 

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抽象化の視点を身につけるセミナーを定期的に開催しています。スケジュール・詳細はこちらをご覧ください。

 

自己中が思いやりに、
生真面目が寛容に、
怒りっぽさが優しさに、
そして非行が素直に変わります。

 

心よりお待ちしております。

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