子どもの主体性と先進性を同時に育くむ方法とは

2018.02.04 (日)

子どもの主体性と先進性を同時に育むには、子どもを放置しておくことです。何かしら働きかけるのではなく、徹するべき姿勢はサポート。何かしら「子どもに対して面白いことを教えてあげよう」などと思わないこと。「将来は●●が必要だから、今のうちにこれを身に付けさせよう」として押し付けがましい姿勢を取らないことです。

 

 

これは○リエモンがよく言う子育て論です。彼はユーチューブやメルマガなど、色々なメディアに出演して、多くの人からの質問に答えます。子育てに関する質問にも答えるのですが、彼は一貫して子どもの子育てに関しては「親の出る幕じゃないです。放っておきましょう。」というスタンスです。

 

 

私の考えですが、子どもを放っておくスタンスの子育てにおいて、一番の利点は主体性です。放置によって育まれる主体性こそが、おそらく本物の主体性でしょう。巷でもよく「子育てにおいては主体性が重要」とは言われますが、子どもに主体性を育もうとした場合、最終的には放置に行き着きます。

 

 

巷で言われている子育て論において主体性とは、「子どもの主張を頭ごなしに否定はせず、だけど親の都合のいい方に誘導する」というものです。それらは、理由を言葉で聞き、言葉で言って聴かせます。結局は「優しく親の都合のいい方向に誘導する」ことの域を出ません。

 

 

このことが顕著に現れるのは、低学年からの習い事です。自分から「何か習い事をしたい」という低学年の子どもは、おそらくいないでしょう。もしいたとしても、親の好みのバイアスが掛かっていることでしょう。低学年であれば、誰しもが習い事なんかせず、家でゴロゴロとYouTubeを見ていたいはずです。それなのに世の親は、「子どもの自主性を育む」名目で、本来なら嫌なはずの習い事を子どもにさせるのです。

 

 

子どもを放置するというのは一見、簡単で無責任に見えますが、そうではありません。親としては子どもを立派に育てたい手前、どうしても口出ししたくなります。そこを抑えるのが「放置」という子育てスタンスですから、親には忍耐と我慢強さが要求されるのです。

 

 

無責任でもありません。「子どもが何かやらかしたら親が責任を取る」というのは当たり前です。放置の子育てスタンスをとる親もわかっているでしょう。子どもが何かやらかした際の、責任をとる覚悟を決めた上での「放置」なのです。責任を取るのが嫌だから誘導したり口出ししたりする親に比べて、覚悟の度合いが違います。

 

 

放置スタンスの子育てでもう1つの利点は、先進性です。時代の先を読む能力、最先端の面白さを理解する感覚、次の世代で流行るであろう事を引きつけるセンス。これらは大人が逆立ちしても子どもにかなわないものです。親が知っているものは、あくまで親の世代の流行り物です。一昔前のものでしかないのです。

 

 

大人から見れば価値を感じなくても、子どもが価値を感じている以上、それが次世代の価値になります。家でゴロゴロYouTubeがいかに価値のない行為に見えても、時代を担う子どもたちが熱狂している以上、価値はそこから派生してくるのです。

 

 

子どもの主体性と先進性を同時に育くむ方法とは、放置の子育てスタンスなのです。

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