子どもの非行防止のためには、何が必要なのか

2018.12.25 (火)

子どもの非行防止のためには、深く考えられるようになる事です。周りの大人が、です。周りの大人が深く考えられるようになれれば、その中にいる子どもが非行に走ることもなくなるでしょう。

 

 

浅い考えをなくすっていうことです。相手の身になって考える、とか。自分ごととして考えられるようになること、です。自分ごととして考えられていない人が多いんです。断絶して考えてしまっているんです。

 

 

認識がないとか、自覚がない、とも言えます。世の中では子どもの非行に関するニュースとか、犯罪の情報が頻繁にあふれています。そのような世間で言われている事を、「自分には関係のないことだ」とするのではなく、自分ごととして考えられることが大切です。「自分にも怒るかもしれないことだ」と。

 

 

例えば、あおり運転なんかが社会問題になっています。みんなあおり運転が悪いことだって知っているんです。あおり運転のニュースや記事を見て、多くの人が思うんです。「あおり運転は良くない」とか「あおり運転をする人間はよく分かっていない」とか。

 

 

だけど、実際にはあおり運転をする人間がたくさんいるんです。いざとなるとあおり運転をしてしまうんです。車は自分の感情が表に出やすいものです。本当の自分を隠せるのでしょう。例えば本当は弱い人間でも、車っていうボディに囲まれているので、ある意味、守られた空間になります。

 

 

「背伸びをしても大丈夫」という気になるのでしょう。背伸びした事をしたくなるのでしょう。気が大きくなるんです。

 

 

だから、世間でいくら「あおり運転は卑怯」とか「あおり運転は悪の象徴だ」というような事をやっていても、いざその時が来ると、あおり運転をしてしまうんです。これは、誰にでも起こりうる事です。

 

 

そして実際にあおり運転をした人間や交通違反をした人間がいうセリフは、「今のはしょうがない」です。自分のケースは特別だと思っているんです。自分のケースに関しては例外だという考え。一緒にして考えられないんです。どっちも同じであって、決して特別なケースではないんです。

 

 

あおり運転を例に出しましたが、悪い事や犯罪、非行を防ぐには、深く考えられるようになる事です。自分のケースを特別視するのではなく、「世間で騒がれている事件と同じだ」と考えられるような、一歩上からの視点が必要なんです。客観的に見る事です。

 

 

客観的に見る事、物事を客観的に考えるための方法はいくつかありますが、一つは、「間違っているのは自分かもしれない」って思う事です。世の中には正解はありません。なんでもありだし、いくら考えても想定外のこともあるでしょう。

 

 

「自分には見えていない世界がある」事を自覚する事です。そのための引き金が、「間違っているのは自分かもしれない」って考える事です。認識外のことにも意識を向ける感じです。「自分には分からないことがある」から、「間違っているのは自分かもしれない」です。

 

 

世の中で言われていることと、自分のケースを関連づけて考えられないのは、自分のケースが特別だと考えているからです。人間なんで、まず初めに頭に思い浮かぶのは、「自分は間違っていない」でしょう。「このケースは特別なんだ」「自分は悪くないんだ」という考えだと思います。

 

 

ですが、そこで「間違っているのは自分かもしれない」って考えるんです。自分のケースを特別だと考えていては、「しょうがない」で終わってしまいます。ですが、それでは視野が狭い考えになります。広い視野を持って考えれば、結局はどれも同じです。分けて考えるものではありません。断絶して考えずに、同じだと考える必要があります。

 

 

結局はどれも同じなんです。一方上からの視点で見れば、世の中で騒がれているケースも、自分の日常も繋がっています。いつ自分がしてもおかしくないんです。だから、世の中で騒がれているケースや事件に対して「自分は関係ない」とは思わずに、「いつ自分に起こってもおかしくない」と考えることが大事なんです。

 

 

「自分も悪い事を犯す可能性がある」「犯罪に手を染める可能性がある」「交通違反をする可能性がある」「いつあおり運転をしてもおかしくない」って、自分のケースを特別なものだと考えず、世の中と関連づけて考えることが必要なんです。

 

 

普通に考えれば、自分が犯罪を犯すことなんて考えられないでしょう。自分があおり運転をすることなんて思いもよらないでしょう。ニュースで悪い事をしている人間や、あおり運転をする人間を見たり聞いたりして、「なんて馬鹿な事をやっているんだ」くらいにしか思わないでしょう。

 

 

ですが、そこで客観的な視点を持ってくるんです。一歩上から見れば、世間で騒がれているケースも、なたのケースも、違いはありません。自分としては自覚していないかもしれませんが、想定外のことはいくらでも起こりうるんです。

 

 

人ごとと考えず、自分ごととして考える事。浅い考えを持たず、あらゆるケースを疑うような深い考えを持つことが、犯罪を防ぐのであり、非行を防ぐ考えなのです。

 


 

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非行に走る子どもは自己中が多いです。頭が固く、自分の価値観に固執しています。周りの人間の価値観や考えを受け入れられず、自分を通そうとします。自分以外の価値観や考えがあること自体が、見えていないのです。自分が正しくて、自分以外の考えは間違いだという先入観から抜けられない状態です。

 

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