子どもの非行の兆しに気づいたら、ある工夫をしてみる
「これって非行の兆しなんだろうか」
「子どもは将来、非行に走るのではないだろうか」
「子どもが非行に走らないようにするには、どうしたらいいだろう」
非行の兆しに気づいたあなたは、子どもの将来や自身が取り得る手段について考えているでしょう。
非行の兆しに気づいたあなたに、私はある提案をします。それは、競争をしないように工夫して生活することです。何かしら人と競争する場面が出て来たら、いかに競争しないで目的を達成できるかを考えてみるのです。
私がこれまで接してきた不良少年、チンピラ、悪ガキというのは、どれも競争意識が強いものです。他の人と自分を比べて、何かと自分が優位に立とうとします。コンプレックスが気になるのかもしれません。
競争意識が強いというのは、視野狭窄に落ち入っているとも言えます。本当であれば競争しなくてもいいのに、周りが見えなず、他の手段が見当たらないのです。他にも取り得る手段や方法があるのに、相手と競争するという土俵しか見えていないのです。少し頭を上げれば、違う土俵も見えるのに。土俵を変えることもできるのに。
相手と競争したくなるのは、視野が狭くなっているシグナルです。自身の生活を振り返って、もし自分が誰かと競争することが多いと感じるのであれば、競争しない工夫をしてみましょう。目線を上げて、全体を見渡すのです。客観的な視点を持つのです。自分だけでなく、相手の視線をも想像してみるのです。
重要なのは、競争しないように子どもに強いるのではなく、あなた自身が競争しないように工夫することです。子どもに何かしら強いることはできません。「強いている」のではなく「促している」のだと自分では思っていても、子どもは強制されることに対して敏感です。すぐに「強いられている」と感じるでしょう。
あなた自身が人と競争しないことを意識すれば、それは子どもにも伝わるはずです。どうすれば競争せずに上位目的を達成できるか考えるのです。列に並ぼうとすること。人と自分を比べること。我先に行こうとすること。さて、あなたはいくつ自身の生活の中で人との競争を見つけられるでしょうか。
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