非行を防ぎ、素直な子どもへ

子どもが非行に走る原因は、男性的価値観の存在です。社会に男性的価値観が蔓延しているため、影響を受けた子どもが非行に走るのです。

男性的価値観とは、強さや、暴力や、反社会的なものにステータスを感じる価値観です。真面目であることを格好悪いと思うのも、そうです。

子どもに非行の兆しが見られたら、自身の周りに、もしくは自身に男性的価値観がないかどうか改めて周囲を見てみることです。第三者に見てもらってもいいでしょう。

子どもは周りの大人の影響を受けます。子どもが非行の兆しを見せたのであれば、それは子どもの周りに非行モデルとなる人物がいるのです。威圧的な車に乗って騒音を撒き散らしたり、安易な手段で目立とうとしたり、決まりや約束事を破ることが常習だったり、真面目な人間に対してバカにする雰囲気を持っていたりです。

子どもを素直に成長させるには、非行の度合いがまだ軽い段階で対処することが理想です。すなわち、まだ非行の「兆し」の段階で対処することが求められるのです。

子どもが高校生くらいになってから対処しようとしても、なかなかできるものではありません。小学生などのまだ小さいうちから、子どもの周囲の大人が男性的価値観から抜け出すのです。強さや、暴力や、反社会的なものにステータスを感じるのをやめ、もっと穏やかで寛容的に生活するのです。

子どもは周りの大人の影響を受けます。子どもが非行に走り、暴力的なことをしたりして安易に目立とうとする原因は、社会に蔓延する男性的価値観なのです。