子どもが非行に走るのを促す価値観とは

2017.05.28 (日)

子どもが非行に走るのを促す価値観

 

「いい車」を求める価値観です。

 

 

高級車に乗りたいと思う幼い価値観です。ピカピカに磨き上げられて、斬新なデザインで、夜のネオンが似合って、大衆車とは一線を画す様な車。

 

 

所有しているだけで自分の存在を周りにアピールできて。革張りのシートに乗ることにステータスを感じて、ハンドルを握れば胸が高まってスピードを出して街を疾走したくなって。

 

 

なぜ「いい車」を求める価値観が、子どもを非行に促すのか

 

 

高いお金を払って、いい車、ラグジュアリーな車、速く走る車を求めるのは、その辺のチンピラとなんら変わりないからです。

 

 

確かに車には、男心をくすぐるものがあります。ピカピカに磨かれた、斬新なデザインの、いかにも高級でいかにも速く走りそうな車。男であれば誰でも欲しくなるのだと思います。正直、私もまだ憧れる自分がいます。

 

 

ですが、その様な車を求める心は、その辺のチンピラとなんら変わらないのです。生意気で威圧的で、人の迷惑も顧みない連中。狭い世界で生き、安易な手段(威圧すること)でしか自分を主張することを知らない連中。

 

 

その様な連中は、しきりに「いい車」を所有することにステータスを感じています。

 

 

夜、コンビニやドラッグストアなどの広い駐車場に仲間と集い、派手で下品な車を仲間に見せ合い、排気音や音楽で周囲にアピールするのです。

 

 

夜の繁華街に自身の車で赴き、夜の喧騒の中で自身をアピールするのです。

 

 

あるいは広くて走りやすい道路でスピードを出して走り、狭い自己満足に陶酔するのです。

 

 

結局、車を求めることはこの様なチンピラと同じなのです。どんなに紳士でも、どんなに優しくても、どんなに社会的に成功していても、「いい車」を持っている時点で、この様なチンピラと同じになってしまうのです。

 

 

「いい車」に乗ることや「いい車」を所有することにステータスを感じていては、チンピラと同じです。たとえ「自分の車はチンピラが持っている車とは違う」と思ってはいけません。

 

 

今社会にあふれている車には基本的に、チンピラに通ずる価値観と同じものが秘められていると思って間違いありません。パンフレットを見ればわかる様に、たとえ大衆車と言われるものでも、グレードが高くなれば夜のネオンををイメージしたものが使われています。

 

 

どの様に子どもを非行に促す価値観から抜け出すのか

 

 

穏やかなライフスタイルを目指すのです。「周りと比べて俺の方が●●だ」の様な、幼い思考と決別するのです。世の中にいるチンピラを理想の対極にある存在とし、「いい車」にステータスを感じる価値観を排除するのです。

 

 

ステータスを競争することなく、幼い下品な欲求を抑えること。

 

 

社会が他者を攻撃することなく、寛容的になり、穏やかであることにステータスを感じる様になれば、その中に生きる子どもは、タチの悪い非行に走ることがなくなるでしょう。

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