なぜ「かわいかった子どもが非行に走るかもしれない」悩みなのか
落差が激しいからです。
「かわいかった子ども」という高みの部分と、「非行に走るかもしれない」という底辺の部分。その差が激しいため、お父さんお母さんが抱く不安は相当なものだろうと思ったのです。その悩みを和らげたいと思ったので、これを解決する専門家を選んだのです。
小学校低学年は、いわゆる「可愛い盛り」の最終局面です。生まれてからずっと可愛い盛りだった子どもが、独り立ちをして自立へ向かう、ゆるやかなカーブの部分です。その部分で非行の兆しを見せた子どもを、この先、素直に成長するように軌道に乗せてやる手伝いをしたいのです。
小学校高学年になると、子どもは親と一緒にいることを避けるようになります。親に頼っていることを恥ずかしいと考え、なんでも自分でしたいと思うようになります。ですので、その直前の低学年の段階での接し方が、子どものこの先を決める重要な期間になります。
子どもが生まれてから、その子どもが小学校高学年になって自立した考えを持つまでの間、親としては子ども中心の生活だったはずです。それまで生きてきた間に学んだ全てを総動員させて、子どもに向き合っているはずです。
ですので、その子どもが非行に走った際の生意気さといったら、親心をがっかりさせるに十分なもののはずです。「犯罪者になるかもしれない」「子育ての何がダメだったのか」「かわいかったのになぜ」と、出口のない深い不安に悩むことになります。
「かわいかった子どもが非行に走るかもしれない」という悩みは、「かわいい盛り」の子どもと、「非行に走るかも」という不安の、落差の大きい悩みなのです。
関連する投稿
- 無料小冊子の更新「妄想スナイパー理論〜犯罪と非行をなくして、思いやりを育む方法」
- 電子書籍出版「人に優しくなれる発想法」
- 抽象化の視点は、持たざる人にこそ持ってもらいたい
- 非行防止セミナーとは、どんなものなのか
- 非行防止のビジョンを例にしてみた
現在の記事: なぜ「かわいかった子どもが非行に走るかもしれない」悩みなのか