なぜ児童虐待を防げないのか〜警察官千葉とうしろうの「ねらい目」

2018.03.26 (月)

番組前半の「今日のねらい目」は、児童虐待について話す内容です。テレビや新聞やインターネットで児童虐待の記事をよく読みます。全国各地で幼い命が、本来であれば守ってもらうはずの家族から危険にさらされているのです。男の子も女の子も、生後何ヶ月から10代まで。

 

 

これらの児童虐待を見るたびに、私たちは「なぜ」と思います。防げるようで防げていない。守れるようで守れていない。事前に対処できるようで対処できていない、のです。

 

 

児童虐待を防げていない原因は、リーダーシップに対する理解不足です。最前線で児童虐待の疑いがある家庭と面と向かっている者がいて、その者のリーダーシップを阻害する雰囲気が、児童虐待に対する動きを鈍くしているのです。

 

 

面と向かっているのは大抵、組織の末端の人間です。その人間がセンサーになって、面と向かって得た情報を組織に載せるのです。ですが上意下達では、その得られた情報をうまく活用できません。末端の失敗を許さない上意下達の組織が、センサーの感度を下げてしまうのです。

 

 

番組後半の「本のねらい目」では、「自由であり続けるために20代で捨てるべき50のこと」を紹介しています。著者は、日本の会社を離れてニュージーランドで仙人生活をおくる四隅大輔さん。一足早く、自由を模索する最前線に立っている著者のメッセージは、同じように自由を模索する我々の心に刺さります。20代でなくとも、です。

 

 

未来は小さな一歩から。こちらの内容は、各業界の専門家がインターネットラジオやユーチューブを通して番組を提供する「これから放送局」でも視聴できます。これから放送局は、こちらからお楽しみください。

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