どうして警察から個人情報を聞かれなくてはいけないのか〜警察官千葉とうしろうの「ねらい目」
「本のねらい目」では、「孤独の価値」っていう本について話しています。この本は最近、私に深く影響を与えてくれた本です。読んでみてください。他にも一人でいることとか、孤独になることの価値をうたった本はありますが、この本は深いです。深くまで彫り込んでいます。孤独とか一人でいることの奥深さを、よく考えてある本です。
子どもの非行を防ぐには、一人になる事が大事だと思うんです。なぜかって、考えることっていうのは一人でいることと親和性が高いからです。一人でいると考えますし、考えようと思ったら一人にならずを得ません。
しかも一人でいることっていうのは、心地がいい。一人でいると色々と考えるのですが、それっていうのは、改めて振り返ると、とても贅沢な時間ですよね。想像とか空想とか夢想って言っても良いと思います。とにかく思考を広げる作業です。
最近では一人になるのも難しくなってきた時代です。そんな時代の中で、一人で空想できる空間、時間っていうのは、みんなでワイワイガヤガヤやっていたのでは決して得られない極上の「何か」を芽生えさせてくれます。自分との内面の広がりです。空想することで、自分の内面を深く広げる事ができます。
自分とは何か、何がしたいのか、何が好きで何が嫌いなのか。そんなことを考えているうちに、思考が深くなります。この極上の体験を知っている人間が、非行なんていうものに惑わされずに人生を歩めるんだと思うんです。
故に「社会性が必要だから学校に通わせねば」っていう大人の考えは、不要です。大丈夫。学校に行かなても、それ以上のものを空想によって得られます。もちろん、この環境を作ってやれるかどうかは、一歩引いた視点が必要になるんだと思います。
例えば、子どものことを一番に考えるのはいいんですが、それだけにこだわっていては視野が狭くなります。必要のないことで悩んでしまいます。気軽に考える事ができません。高い空の上から自分の環境を眺める事で、「あ、同じような事で悩んでいるのは自分だけじゃない」って思えるんでしょう。抽象化思考です。
考え方次第です。良い人生も悪い人生もないんでしょう。人生を良く思うか、悪く思うか、の違いなんでしょう。一見悪い事のように思われがちな一人でいる事ですが、自分の深さを構築できる、ビッグな機会です。深い思慮は、一人の時に構築されます。自分の軸、自分の方向性、自分の好き嫌い、すべて一人でいる時に勧化やすいものです。
多くの友達とワイワイガヤガヤしていては、決して触れられない思考でしょう。ワイワイガヤガヤは楽しさがハッキリしていて分かりやすいので、流されやすいんです。浅い考えしかできない。
一人は深くなれるし、しかも楽しい。一人でいるときが余計に楽しくなる方法は、何かを作る事です。ものづくりです。具体的に工作物でも良いし、もっと抽象的にホームページや文章でも良いでしょう。具体的な物にとらわれない、モノ作り、と言えば良いですかね。そんなことをすると、一人が余計に楽しくなりまうす。
分かりやすい具体にとらわれないことです。もっと抽象的で良いんです。世の中は人間関係で成り立っているので、相手の共感を呼びやすい具体は、抽象に比べて優位です。ですが具体だけでも世の中はうまくいきません。対局にある抽象も、半々で必要なんです。具体にとらわれやすい世の中ですから、意識的には具体よりも抽象に重きをおくべきでしょう。
実態の無い空想と親和性が高い一人、メリットが分かりづらい一人、世の中ではどっちかというと良くない事と思われている一人、そんな抽象的な一人・孤独と向き合う事が楽になる一冊です。
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プレゼントの無料小冊子を更新しました。「子どもの非行を防ぐための素直な頭のつくり方」です。
非行に走る子どもは自己中が多いです。頭が固く、自分の価値観に固執しています。周りの人間の価値観や考えを受け入れられず、自分を通そうとします。自分以外の価値観や考えがあること自体が、見えていないのです。自分が正しくて、自分以外の考えは間違いだという先入観から抜けられない状態です。
子どもは周りから吸収する度合いが強いので、子どもの成長は周りの大人次第の側面があります。「周りの大人が自己中から脱し、素直な頭を持つ事で、接する子どもにも好影響を与えよう」というのが、この小冊子の狙いになります。
頭の柔軟性があり、状況や相手に応じて変化できる事。自分だけでなく、相手の考えも認める事ができる事。一つ上から全体を俯瞰できる事。そんな「素直な頭」をつくるための気づきを、この小冊子から得ていただければと思います。
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