「わかった」よりも「なるほど」〜素直に生きる100の講義

2018.11.18 (日)

 

雑談でも講義でもコラムでも、「わかった」と思われるよりは「なるほど」と思われる方がいいと思うんです。両者の違いは「知識」を与えるか、それとも「気づき」を与えるかの違いです。ただ単に知識を得るよりも、気づきを得た方がインパクトが大きいんです。受け手には気づきを得てもらえるような話し方、書き方をしたいですね。

 

 

受け手にとって「気づきを得る」とはどういうことかというと、受けた抽象的なメッセージを自分の具体例に置き換える事ができる、ということです。そのまま受け取るのではなく、応用して考えられる、ということです。「そういう事か」と、自分の身の回りの事に連想して考えられる、とも言えます。

 

 

例えば「南国の果物はおいしい」と言われて、そのまま受け取っては「南国の果物はおいしい」という知識のストックができただけです。「なるほど、確かにパイナップルはおいしいもんな」とか「マンゴーは確かにおいしい」ってなれば気づきです。「もちろん果物はどれもおいしいかもしれないけれど、特に南国の果物はおいしい」っていう気づきがなされた事になります。

 

 

例えば「目を見れば悪い奴がわかる」って教えられたとして、知識としてストックした場合、「分かりました」「そうですか」という反応になります。ですが身近な人間とかニュースで流れた犯人の人相を想像して「確かにそうだ」となれば、気づきを得た事になります。

 

 

それにはやはり、与える側は、具体的なメッセージよりも抽象的なメッセージの方がいいのかな、と思います。具体的なメッセージから直接に、具体的な身近なものに置き換えられることは恐らくできないでしょう。置き換えたり連想するには、具体と具体の間に抽象が入ります。

 

 

例えば「パイナップルがおいしい」から直接に「マンゴーもおいしい」とはなりません。間に「南国の果物はおいしい」という抽象的なメッセージが入ってこそ、「パイナップルがおいしい」と「マンゴーもおいしい」が繋がるんです。

 

 

だから、相手がわかりやすいからといって、感情的に受け入れやすいからといって、共感しやすいからといって、与える側が具体的なメッセージばかりを発していてもダメなのでしょう。気づきを得てもらうには、抽象的なメッセージが必要です。

 

 

「分かりにくい抽象的なメッセージを、いかに分かりやすく説明するか」が、発信する側が目指すところなのだと思います。「抽象を分かりやすく」です。それによって、受け取る側は「なるほど」となるんです。

 


 

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