主体性が英語を鍛える〜大前家の子育て
著者である大前研一さんの考えですが、英語をものにしたいのであれば、英語で自分の考えを言うことが、非常にいい訓練になるそうです。自分は何を考えているのか、自分はどう思うのか、自分はどう感じたのか。自分の考えを英語で相手に伝えることが、英語を学ぶ上で重要なのです。
当然、この考えは英語だけにとどまるものではありません。外国語の習得全般に当てはまるのでしょう。イタリア語を話したいのなら、イタリア語で自分の考えを話したり書いたりするのがいいのでしょう。中国語をできるようになりたいのであれば、中国語で自分の意見を述べることです。アラビア語、タガログ語、タイ語・・。すべて自分の意見を伝えようとすることが大事です。
学校での授業や塾での講義のように、人が作った文章を読んで、話して、書いて、聞いて、などしていても自分の考えは伝わりません。相手の考えも理解できません。そういう意味で、これまで多くの人が経験してきたような外国以後の習得方法では、なかなか外国語がものにならないのです。
自分はどう思っているのか、自分はどう考えているのか、自分は何がしたいのか、そんな自分の主張を表現するからこそ、自然と外国語の習得に対するハードルが低くなるのです。相手に伝えるためにどう表現するか、工夫するからこそ、自然と学んでいる外国語の表現が改善されていくのです。
当然、自分の考えを外国語で主張するには、確固とした自分の考えを持っていなければなりません。やはりここでも重要なのは主体性なのです。自分の思いや考えがどこにあるのか、意識するとが大事です。自分は何がしたいのか、自分の本音を相手に理解してもらうこと。
主体性と外国語の習得は相性がいいようです。主体性があるから外国語が習得できるのです。主体性が、英語など外国語の習得を鍛えるのです。
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