スキーにハマっていました

2018.08.26 (日)

自己紹介をします。スキーにハマっていた時期があります。大学の時です。一応、スキー検定の一級をとりました。年間で100日前後、滑っていたのだと思います。

 

 

スキーって難しいスポーツですね。まず、見た目からではアプローチできないんです。アプローチできたとしても、それは間違いなんです。

 

 

一般的にスポーツって、見た目からアプローチすることも必要だと思うんです。野球もサッカーも、うまい人のプレーを真似したくなりますよね。ワールドカップをテレビでみれば、クリスティアーノ・ロナウドのプレーを真似したくなります。メジャーリーグを見れば、ダルビッシュのフォームを意識したくなります。バスケもそうですNBAを見てしまえば、誰もがステファン・カリーになってしまいます。

 

 

だけど、スキーってそういうアプローチが難しいスポーツなんです。スキーをしている際に意識せざるを得ないことって、重心です。どこにどんな風に重さを与えているかってことです。それって、見た目からは決してわからないんです。スキーで滑っているトップ選手を見て、どこに重心があるかなんて、わからないんです。

 

 

解説者は「どこに重心があるから、こんな滑りができる」なんて解説をしますけど、それっていうのは想像でしかありません。もしかしたら、滑っている本人は、そんな重心の意識はないのかもしれない。さらに、滑っている本人にも、自分はどこに重心を落としているかなんて、厳密にはわからないんです。

 

 

もちろん、どこに重心を置いて滑っているっていう意識はありますよ。だけど、それが本当にそうなのかはわからないんです。検証しようがありません。滑っている人間の重心の位置なんて、わかりっこないんです。

 

 

それと、重心の位置を探るのに手がかりとなるのが、足首からつま先にかけての動きです。でもこれって、スキーブーツの中に隠れているんです。見えっこないんです。足首からつま先にかけての動きが。滑っている本人も、おそらくわかりません。滑っているのは斜面なんです。そこでどんな風な動きをしているかを平地で思い出そうとしても、おそらく思い出されるのは誤ったイメージでしょう。

 

 

これが非常に問題なんです。スキーというのは当たり前ですが、斜面を滑るスポーツです。斜度のない平面にいるうちっていうのは、斜面を意識できないんです。斜面にいる時と、平面にいる時では、根本的に人間の体の動きが違ってきます。重力の方向が違うからです。

 

 

ですから、イメージトレーニングがしずらいんです。結局は平地で斜面を滑っているところを想像するしかないんですが、平地と斜面では全然違うので、間違ったイメージである可能性が高い。

 

 

例えば腰の位置。うまく滑っている姿を平地で何と無くポンとイメージすると、実際に滑っている時とは違って、腰の位置が高くなってしまいます。滑っているときは、実際はかなり腰の位置を低くしないといけません。だけど、これが平地でイメージすると「こんなに低くするの?」ってくらいになります。イメージと現実に差がありすぎるんです、スキーは。

 

 

このように、スキーは見た目からアプローチするのが難しいスポーツです。

・重心っていう目に見えないものが重要

・重心の要である足首がブーツの中なので、その動きが見えない

・実際に滑るのは斜面なので、平地でイメージすると間違っている可能性がある。重力の方向が違うから。

・斜面を滑っている人を外から見るのと、それを自分で再現しようとするのでは、違いがありすぎる。

からです。

 


 

 

 

 

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