子どもの非行を防ぐ抽象化思考トレーニング(その3、一言で表現してみる)
抽象化の真髄は、シンプルに表現することです。あなたは、物事を一言で表現できますか?抽象的に表現することは、短絡的に表現することとは違います。多様なもの、複雑なもの、雑多なものを、余すことなくシンプルに凝縮するのです。
抽象化は、英語でクリスタライズと言うそうです。単純に「簡単にする」のではなく、要素を結晶化するのです。物事は単純ではありません。具体的に見ていくと、色々な面があります。それを、つまりはどういうこと。要はどういうことか。とシンプルに表現するのです。
その代わり、抽象的な表現というのは、幅広い解釈ができます。いろんな風に捉えることができるのです。一人一人の受け取り手にとって違う解釈の仕方があるでしょう。受け取る時間や場所や心境など、受け取る側の状況によっても解釈の仕方が異なるでしょう。
シンプルな表現からいろいろな受け取り方ができる。多種多様な受け取り方が許される。自由な受け取り方ができる。それが抽象化のメリットであり、面白いところでもあります。
好きな相手に思いを綴った手紙を書くとします。あなたなら、何と書くでしょうか。「昨日行った映画館、楽しかったからまた行きたいね」「初めて君にあった時は口から心臓が飛び出そうだった」「もし一緒にデートをするなら、今度は沖縄にでも行きたいね」と具体的にいろいろと書くのも良いのですが、シンプルに「好きだよ」と書くのも、また違った深みがあります。
プレゼントの無料小冊子を更新しました。「子どもの非行を防ぐための素直な頭のつくり方」です。
非行に走る子どもは自己中が多いです。頭が固く、自分の価値観に固執しています。周りの人間の価値観や考えを受け入れられず、自分を通そうとします。自分以外の価値観や考えがあること自体が、見えていないのです。自分が正しくて、自分以外の考えは間違いだという先入観から抜けられない状態です。
子どもは周りから吸収する度合いが強いので、子どもの成長は周りの大人次第の側面があります。「周りの大人が自己中から脱し、素直な頭を持つ事で、接する子どもにも好影響を与えよう」というのが、この小冊子の狙いになります。
頭の柔軟性があり、状況や相手に応じて変化できる事。自分だけでなく、相手の考えも認める事ができる事。一つ上から全体を俯瞰できる事。そんな「素直な頭」をつくるための気づきを、この小冊子から得ていただければと思います。
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生真面目が寛容に、
怒りっぽさが優しさに、
そして非行が素直に変わります。
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