独自の育児論が、小学生になった子の万引きや金品持出しで崩れる
日本では、基本的に子育てに関して教えてくれる人はいません。お母さんやお父さんは、子どもが生まれたその日から、経験もない、知識もない子育てに取り組みます。
その際に頼りになるのは、大部分は自分がされた子育ての思い出です。「自分がこんな風に育てられたから、この子には同じようにしよう。」とか、「自分は子どもの頃、こんなことが嫌だったから、この子には違うことをさせよう。」と考え、それを自分の意見、我が家の子育てとして実践します。
子育て論の本を読んだり、人から教えられても、そのやり方を採用して自分の子どもに実践するかどうかは、自分自身の思い出から判断します。「そんなことされたらダメだな。」とか「確かにそのやり方はいいな。」と考え、自分の思い出を基準にして、採用するかしないかを判断します。
しかし所詮、素人の独自論なので、うまくいくかどうかは五分五分です。独自論の子育てを実践して、子どもが健全に成長するかどうかは、ギャンブルでしかありません。必ずや一定の割合で「こんなはずじゃなかった。」とか「まさかうちの子が…」というお母さんお父さんが出てきます。
このように、独自論の子育てが失敗だったと自覚する瞬間が、万引きや金品持出しです。自宅のテーブルに置いてあった財布から現金が無くなって気づいたり、警察からの電話で万引きが発覚したりします。「うちではこういう子育てだから…」と展開していた独自の子育て論が崩壊する瞬間です。だれも非行に走らせたくて子育てしているお母さんお父さんはいません。子どもには健全に成長してほしくて、考えに考えた末の、独自の子育て論です。しかしやはり、その独自論が間違っていたと気づかされてしまう家庭もあるのです。
そんな時は、子の声傾聴会にご相談ください。非行少年と向き合った経験を生かした独自のメソッドとカウンセリングで、必ずや皆さんの悩みを解決してみせます。
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