非行を防ぎ、素直な子どもへ

「小学生の子どもが、家族の財布からお金を抜いているのがわかりました。
それって、警察に通報した方がいいんでしょうか。一見、泥棒と一緒ですよね？人のお金を盗っているんですから。一応、通報するだけ通報しておいた方がいいのでしょうか？後で『なんで通報しなかったんですか』って言われても嫌ですし。
それとも、警察には言わない方がいいのでしょうか？警察に通報したら、子どもが犯罪者として扱われてしまうかもしれません。親として、それは望むところではありません。警察はどんなところかわからないので、子どもが何をされ、子どもの情報がどんな風にあつかわれるかわからないですし。」

 

 

 

答えは、「警察には通報しなくてもオッケー」です。報告する義務もありませんし、警察に通報したところで、警察もどうしたらいいのか困ってしまうでしょう。家族のお金を財布から盗ることは、泥棒を処罰する窃盗罪にはならないので、被害届もありません。

 

 

ただし「子どもを警察に叱ってもらう。」など、何かしら意図があって連絡することはできます。「うちの子どもを叱ってください。」という内容の頼みごとは、実際に少なからずあるはずです。血の繋がった親に叱られるより、馴染みのない雰囲気の交番の中で、紺色の制服を着た、イカついお巡りさんに喝を入れられる方が効果はあるでしょう。家庭内のもめ事でも、むしろそうであるからこそ、第三者が間に入った方がいい場合も往々にあります。警察官に悪役になってもらうという意味でも、有りだと思います。

 

 

ただし交番に行ったら、警察官に名前やら何やら全部聞かれます。住所や名前や生年月日などを警察に話したくない人は、やめた方がいいと思います。その情報も、何かに使われるわけではないんですが。（でも人によっては、補導措置として処理する警察官もいるかもしれません。）

 

 

 

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