高城剛視点の近代史〜分断した世界
著者の視点を通した近代世界史・・と言ったら大げさな表現になるでしょうか。主にアメリカ、イギリス、フランス、ドイツ、などの近代を「分断」という切り口で切り取っています。メールマガジン「高城剛の未来研究所」を購読している人にとっては、既知感のある雰囲気ではあります。
「未来研究所」のメルマガを購読していても思うのですが、著者のメッセージは、新聞やテレビの報道とは違うものです。果たして大手メディア視点と高城剛視点、どっちがより正しいのか、どっちがより真実なのか、どっちがより新しい情報なのか。なんだかわからなくなってきます。
大手メディアが流す内容は、良く言えば「公平」、悪く言えば「どっちつかず」です。中庸といえば聞こえはいいのですが、その分、あと一歩核心に踏み込んでいない感じです。対して著者のメッセージは、偏りが感じられるかもしれませんが、その分、真実に踏み込んでいる感じがします。
そこが大手と個人の違いであり、個人が大手に対等に渡り合える部分なのかもしれません。広い読者を対象にしたものではなく、自分の視点、個人の考え、高城剛によるコアなメッセージなのでしょう。共感する人間、心地よさを感じる読者、ワクワク感を感じるフォロワーは、離れられないようです。
本書は主にトランプ大統領選について触れられているので、その辺りのコアな(隔たりのある?)内容を知りたいと思う人には、うってつけの内容となっています。
プレゼントの無料小冊子を更新しました。「子どもの非行を防ぎための素直な頭のつくり方」です。
非行に走る子どもは自己中が多いです。頭が固く、自分の価値観に固執しています。周りの人間の価値観や考えを受け入れられず、自分を通そうとします。自分以外の価値観や考えがあること自体が、見えていないのです。自分が正しくて、自分以外の考えは間違いだという先入観から抜けられない状態です。
子どもは周りから吸収する度合いが強いので、子どもの成長は周りの大人次第の側面があります。「周りの大人が自己中から脱し、素直な頭を持つ事で、接する子どもにも好影響を与えよう」というのが、この小冊子の狙いになります。
頭の柔軟性があり、状況や相手に応じて変化できる事。自分だけでなく、相手の考えも認める事ができる事。一つ上から全体を俯瞰できる事。そんな「素直な頭」をつくるための気づきを、この小冊子から得ていただければと思います。
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