ビジネス書が子育てに役立つ当たり前の理由とは
私は子育て本にこだわらない方がいいと思います。子育てに役立つのは、いわゆるビジネス書の類です。
というのは、ビジネス書というのは、子育て本よりも遠くを見通した知識を与えてくれるからです。
確かに子育て本も色とりどりです。中には本当に役立つ本もあります。
しかし、子育て本にはどこか「小手先感」を感じて、どうしても時間を割いてまで読む内容とは思えないのです。子育て本に載っている、「子どもにはどういう声かけがいいのか」、「どういう態度で接するべきなのか」、「どういう習い事がいいのか」などの内容。
はっきり言って、これらのことは良質なビジネス本が一つあれば事足りる内容です。「この先、日本の社会はどういう方向に進むのか」、「子どもが大きくなる頃、世界の流れはどんな風であるのか」、「未来に人々はどのように働いているのか」などを勉強した方が、よっぽど子どもに与える影響を良質のものにできます。
ビジネス書に見られるような、未来の働き方に関する内容は、大人のビジネスマンだけに向けられられたものではありません。それらは十分、子育てにも応用が可能です。
例えばこの先、グローバル化が押し寄せ、長寿が当たり前になり、科学もべらぼうに発達するという内容がビジネス書に載っていたとします。そうしたらその大きな流れを見越して子育てをしなければ、いくら子育て本で小手先の接し方を身につけても、子どものための読書とは言えません。
子どもが大きくなった時にどのような社会になっているかがわからなければ、子育て本に載っている小手先のテクニックも使いようがありません。
子育てに役立つ本は、子育て本ではなくビジネス書なのです。
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