子どもに行動をうながす際の、大人でも理解できるモチベーションとは
自由であるというのは、子どもに行動をうながすためのモチベーションになります。子どもでも大人でも、制限を受けずに自由に動けるというのは、とても魅力的で楽しいことなのです。
先日、バスケのコーチがドリブル練習後の子どもたちに向かって言っていました。
「ドリブルができる様になると、もっともっとバスケが楽しくなるよ」
私なりに「なぜドリブルができると、もっとバスケが楽しくなるのか」を考えたのですが、それは「自由になれる」からです。ドリブルがうまくできる様になると、コートの中で自由自在に動ける様になるから、バスケが楽しくなるのです。
バスケは制限を受けるスポーツです。ボールを持っているプレイヤーは3步以上步くことができません。ボールをつくドリブルをして初めて、制限なく移動ができます。ドリブルをして初めて自由になれるので、ドリブルがうまくできないと移動の制限を受けて面白くありません。ドリブルがうまくできれば、他のプレイヤーに依存することなく、自分の裁量の幅が増えるので、楽しくなるのです。
制限ばかりを受けていては、大人と同様、子どもも楽しくありません。ベルトコンベヤーも楽ですが、やはり自分の裁量で自由に動けてこそ、生きている輝き・人生における生きがいを発揮できるのです。それは大人も子どもも変わりません。
自由になれることは、子どもに行動をうながす、いいモチベーションになります。「自由だから魅力を感じる」「自由であることに流れやすい」ことが、子どもに行動をうながす際の一つのモチベーションになります。
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