マイクラを活かすのは文章表現だ。自分の好きを人生に繋げる接着剤

2020.12.24 (木)

マイクラばかりやっているという小学校高学年の男の子。

 

 

男の子のお母さんは「ゲームばかりやって……」と不安なようです。

 

 

確かにお母さんの不安な気持ちはわかります。世の中で多様性が叫ばれているとはいえ、地に足のついた主流の生き方が「いい大学に入っていい会社に就職して」であることに変わりはありません。「いい大学に入って、いい会社に就職して」のためには学力がなければならず、母親としては子どもに対して「もっと勉強してくれよ」と不安になりますね。

 

 

ゲームばかりやっている子どもは、いかにも人生とは関係のないことをやっているように親の目に映ります。勉強することに時間を費やせば後々の人生が楽になるのに、勉強をせずに好きなマイクラばかりをしている。

 

 

どうすればマイクラと人生を繋げられるのでしょうか。マイクラと人生を繋げることが元々不可能なのでしょうか。やはりマイクラをやめて勉強しなければ人生に役立つことにはならないのでしょうか。マイクラは人生にとって無駄なのでしょうか?

 

 

そんなことはありません。私は、マイクラであるにせよ何にせよ、人生に無駄なことは一切無いと思っています。ゲームでもユーチュブでも遊びでも、自分の好きなことを持っている時点で人生に非常に有利です。

 

 

20代を見てみると、多くの人間が自分探しに戸惑っていることがわかります。「自分が好きなことは何なのだろう」「自分が心を許せる時間はどんな時なのだろう」「自分が人生でともに生きたいものは何なのだろう」と誰もが悩んでいます。

 

 

多くの若者が自分の人生に戸惑っています。「自分が心から楽しいと思えるもので人生を彩りたい」とは皆んなが思っているのですが、肝心の自分が心から楽しいと思えるものを見つけられずにいるのです。

 

 

そういう意味では、自分が心から楽しいと思えるものを持っている。自分が没頭できるものを見つけている子どもは、すでにかけがえのないものを見つけていると言えるでしょう。

 

 

おそらく本当は子どもの頃に誰でも没頭できるものは見つけているのですが、余計な邪念が入るために、せっかく見つけた没頭できるものを手から逃しているのでしょう。その結果、20代になって再び探す羽目になっている。一度失った我が子を探すかのように、「もう一度自分が好きだったものに触れたい」と焦がれているのが多くの20代です。

 

 

子ども時代に自分の好きな対象を見つけているのなら、「自分の好きなもの」という軸を逃さないことです。物事を考える時や、人生の選択肢に直面した時に、「自分が好きかどうか」を材料に判断することをやめないことです。人生の大事な分かれ道であればあるほど、不純物を交えて判断しようとします。「後々、有利になるのはどちらか」を考えたり、あるいは「周りはどう思っているか」と他人の目を気にしたり。

 

 

確かに「後々の有利」も「周りの目」も、自分の判断基準にはなり得ます。ですが、「自分が好きかどうか」は、それとは別のはずです。「自分が好きかどうか」は、「後々の有利」や「周りの目」とは判断が真逆になることが多いもの。自分の本音を隠して、計画を立てたり周りを優先することはよくあることでしょう。

 

 

「自分の没頭の対象」や「自分の好き」は、十分に人生に役立つものです。一見、勉強することの方が、好きの対象よりも人生に役立ちそうです。勉強して成績を上げることだけが人生に直結することのように思えます。が、そうではありません。

 

 

自分の好きを人生に役立つものにするには、接着剤が必要です。一見、人生の役には立ちそうもないマイクラも、接着剤をつけることで人生のいろいろな場面に役立つコア・ツールに早変わりするのです。

 

 

私は、その接着剤が文章表現だと思っています。子どもは誰でも自分の好きを持っています。親から見れば、それは人生には何の役にも立たないことのように思えるのですが、文章表現を身につけることで、「好き」が人生に役立つものに変わるのです。

 

 

たとえば、ひたすらマイクラに没頭する小学生。マイクラだけやっていては「ただのマイクラ好き」で終わってしまいます。けれど、マイクラに文章をくっつけることで、途端にマイクラを誰かにアピールすることだってできるようになります。

 

 

文章は表現力の鬼です。世の中に自己表現はいくらでも転がっています。野球が好き、音楽が好き、ユーチューブが好き、アニメが好き、ゲームが好き、写真が好き、旅行が好き。どれもこれも自己表現の1つです。ですが、これだけだと表現力に乏しく、自己満足におちいりがちです。自己満足で終わらせずに他者と繋げるのに必要なのが、文章という接着剤なのです。

 

 

もしも自分の没頭する対象を持っているのなら、あとは文章表現力を身に着けてはいかがでしょうか? もしも子どもが人生とは関係のないこと(例えばゲーム)をいつまでもやっているのなら、文章をもっと身近にしてみてはいかがでしょうか。

 

 

文章はガムのように、周りのものをひきつけます。他の自己表現手段よりも細かい表現が可能なので、自分の好きと一緒に身につければ、自分の好きをより一層魅力的なものとして周りにアピールすることができるようになります。

 

 

マイクラ好きなのであれば、マイクラをテーマにしてSNSやブログを書きましょう。自分のマイクラに対する思いや、「自分はこうやってマイクラで遊んでいる」というのを発信しましょう。発信には文章表現が伴います。発信することで、自分の好きが誰かと繋がるのです。誰かの役に立ち、返信もされ、コミュニテイが立ち上がり、社会も生成されます。それこそが勉強にも匹敵する、人生に役立つことではないでしょうか。

 

 

文章表現を身につけることで、自分の好きが人生に繋がるのです。

 

 


 

 

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