「トリガー」と非行に走らせない子育て(2)
このクロノロリガー、英語ではCHRONO TRIGGER(時の引き金)と書くのですが、私はこのゲームソフトでトリガーという単語を覚えました。
響きがかっこいいですよね。トリガー。引き金、きっかけ、誘因などの意味があります。私的には、銃身が鉄で銃把が木で作られた、初期の回転式拳銃を連想させます。
小学校低学年などの子どもの子育てにおいては、このトリガーが重要になります。「いかに子どものトリガーを引いてやる気にさせるか」「いかにその気にさせるきっかけを作るか」です。
子どもは、親の思いどおりになんか行動しません。「こういう人間になってほしい、そのために今からこういう生活をしてほしい」という理想が親には当然ありますが、まず理想どおりにはいかないのが実情でしょう。
しかし、子どもはなかなか理想どおりの動きをしてくれません。長期的なことは3日坊主。短期的なことは言ったそばから忘れている状況です。
かと言って「◯◯しなさい」の言い過ぎでは、主体性が損なわれる気がしますし、怒ってばかりいる親とその子どもでは、いい親子関係は育まれません。ストレスがたまる生活では、子どもはストレスのはけ口を探してしまいます。
親として理想がある。子どもは思い通りにいかない。「◯◯しなさい」ではいけない。
・・であれば、トリガーを引くしかありません。こどもをやる気にさせるため、その気にさせるため、トリガーをさがして引くしかありません。ごほうびで釣るか、話術で持っていくか、そういう環境に身を置くか。
「◯◯しなさい」と言わず、思いどおりにいかない子どもをその気にさせるには、トリガーを引くことが重要なのです。
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