「トリガー」と非行に走らせない子育て(1)

2016.01.30 (土)

 

私が中学生のころ、「クロノトリガー」というゲームがありました。その世代の人は、遊んだことがある人も多いと思います。スーパーファミコンのソフトで、素晴らしく面白いゲームでした。

 

発売日当日は、天気は荒天でした。朝から雨と風が強く吹いていました。私は中学校の部活仲間と、おもちゃ屋に開店2時間前から並ぶべく、自転車を走らせました。雨と風の中、アホな中坊が4〜5人、早朝7時から自転車を走らせました。

 

というのも、このクロノトリガー、発売日前から話題のソフトだったからです。テレビのCMでも流れていましたし、ゲーム雑誌にも情報が載っていました。「ドラクエとファイナルファンタジーのスタッフが・・」なんて言われて買わないわけにはいきません。

 

「今からおもちゃ屋に行って間に合うだろうか。おもちゃ屋に着いても、すでに並んでいる人が何人かいるだろう。開店の9時には、おそらく長蛇の列ができるだろう。その前に並ばなくては。並んでクロノトリガーを手に入れなくては。」との思いで、私たちは必死で自転車をこぎました。家を出るとき、母親の「アンタたち、こんな天気の日に何バカな事やってんの」という声は私たちには届きませんでした。

 

しかし、おもちゃ屋に着いてみると、店の出入り口や駐車場は閑散としており、誰一人として並んでいる人はいませんでした。すでに並んでいる人がいるだろうと思って必死で自転車をこいで来たのに誰もいなくて、私たちはキョトンと放心してしまいました。どんなに雨風が強くなっても我慢して並ぼうと心に決めて来たのに、あまりの閑散としたおもちゃ屋の状態に、私たちの闘争心は急激に冷め、「一回帰るか」と皆んなで帰り、開店してからまた来る事になりました。

 

結局、開店してから親の車に乗せられておもちゃ屋に買いに行き、無事にクロノトリガーを手にいれる事ができました。やはり、いくら話題のソフトとは言え、台風の日に早朝から並んで買おうとするのは私たちくらいだったようです。

 

で今回、私が言いたいのは、この「トリガー」についてなんです。非行に走らせない子育てとこの「トリガー」が、密接につながるんです。

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