なぜ子どもの非行防止に読書をすすめるのか
子どもはタブレットが好きですよね。朝起きてタブレットを探して、学校から帰ってきたらタブレットを探して。ご飯を食べ終わってもタブレットを探して。何も制約がなかったら、トイレに行く以外は一日中、タブレットでユーチューブを見ながら過ごすのだと思います。
そんな子どもを見ていて、親としては将来が不安になるものです。暇なくユーチューブを見ている子どもを眺めていると、「社会性が身につかないのではないだろうか」「コミュニケーション能力は大丈夫だろうか」「一人でやっていけるだろうか」と不安になるはずです。
テレビ、テレビゲーム、タブレット、そして本。色々なメディアがありますが、やはり本に目覚めて欲しいのが本音です。できれば本を読む習慣を身につけて欲しい。本を読む習慣がない社会人が多い中、人生を謳歌している人で本をよく読む人の割合は高いです。
もちろん、ディスプレイのあるメディアにもメリットはあります。特に「楽しめる」というメリットは大きいと思います。顔を笑顔にしながら情報を得るのと、顔を真面目にしながら情報を得るのでは、得た情報の活かし方に差がでます。
大きく分けて紙の本とディスプレイという情報媒体があるとして、問題はディスプレイからしか情報を得ることができないことです。紙の本から情報を得ることができる人は、ディスプレイからも情報を得ることができます。ディスプレイからの情報は分かりやすいからです。
それに対して、ディスプレイから情報を得られる人が、紙の本からも情報を得られるかというと、そうではありません。紙の本から情報を得るには、それなりの過程が必要なのです。ディスプレイから情報を得るのは誰でもできますが、紙の本から情報を得られるのは限られています。
抽象化思考の神髄は、視野の広さを身につけることです。紙の本からも情報を得られること。ディスプレイのあるメディアと紙の本、隔たることなく両方に接することができること。それが視野の広さを得ることに繋がります。果ては非行などという短絡的な行為を制するのです。
読書をすすめるのは、隔たりのない広い視野を得るためです。
プレゼントの無料小冊子を更新しました。「子どもの非行を防ぐための素直な頭のつくり方」です。
非行に走る子どもは自己中が多いです。頭が固く、自分の価値観に固執しています。周りの人間の価値観や考えを受け入れられず、自分を通そうとします。自分以外の価値観や考えがあること自体が、見えていないのです。自分が正しくて、自分以外の考えは間違いだという先入観から抜けられない状態です。
子どもは周りから吸収する度合いが強いので、子どもの成長は周りの大人次第の側面があります。「周りの大人が自己中から脱し、素直な頭を持つ事で、接する子どもにも好影響を与えよう」というのが、この小冊子の狙いになります。
頭の柔軟性があり、状況や相手に応じて変化できる事。自分だけでなく、相手の考えも認める事ができる事。一つ上から全体を俯瞰できる事。そんな「素直な頭」をつくるための気づきを、この小冊子から得ていただければと思います。
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