小学校低学年とはどういう時期なのか
小学校低学年というのは、素直さや無邪気さが一番輝く時期なのです。素直さや無邪気さが、健気に儚く輝く時期です。
小学校低学年は、自立する直前の時期です。家族から離れて、社会に問いを持つ直前の、最後の素直な時期です。社会、家族、自身の境遇に疑問を持ち始める前の時期で、これから悩み多き思春期に入る前の段階です。
彼らは次期に素直で、無邪気でいることに疑問を持ち始めます。「家族と一緒にいることは楽しいが、一緒にいていいのか。」「それは恥ずかしいことではないのか。」「周りの友達はどうしてるのだろう。」
小学校高学年にもなれば、中には大人並みに大きい子どもいます。体も精神も太くたくましくなってくれば、頼もしくも見えるのですが、いかんせん幼い顔立ちの小学校低学年の子どもたちを見ていると、「こんなかわいらしい子どもたちが悩み多き試練をむかえるのか」と不安で、ある意味かわいそうに思えるのです。
子どもたち自身も感じているはずです。小学校で生活をおくるなかで、徐々に不安が大きくなっていること。その不安からは逃げられないこと。
もちろん、自立するために悩み多きトンネルはなくてはならないものです。長い苦悩の時期があるからこそ、考えが深まり、成長があるのだとも思います。
しかし、小学校低学年の子どもたちを見ていると、「この無邪気な幼い時期ももうすぐ終わりで、悩み多き時期に入ると顔立ちもかわるだろうな」と手を差し伸べたくなる気持ちを抑えずにはいられないのです。
だから、小学校低学年というのは、素直さや無邪気さが一番輝くように見えるのです。
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