ミッション 〜 非行や子育てについて考えるブックレビュー
この本は、「自分はなぜ働くのか」「自分は何のために働くのか」を自発的に考え、自分のミッションを構築するための本です。
この本を読んで安心しました。というのは、著書の内容は今、私自身が実践していることであり、私の今の行動は間違ったものではないと思えたからです。
私は私自身に「子どもの幸せの追求」というミッションを掲げています。「子どもの幸せとは何か 己は子どもを幸せにできるか」というものです。今の私は、このミッションに沿って生きています。
自分にミッションを掲げると、人生の指針ができ、判断に迷わなくなります。何かしらの判断が必要な場面で、判断基準の価値観が確固したものになります。ミッションに沿って判断をすると、自身をもって行動することができます。
著者はミッションを「世の中をよくするためだと信じられるかどうか」と言っています。私も自分のミッションが社会をよくするためのものだの思えるので、自分の方向性と合っていることになります。
私の課題はミッション、ビジョン、バリューの概念をもっと勉強して違いを理解することだと感じました。いまいちミッションとビジョンの違いがまだわからず、曖昧なままになっている状態です。
著者は「ミッション探しの旅は続く」と書いています。おそらく日々絶えず、自分のミッションを精査することが必要なのだと思います。その中で、もしかしたら人生の途中で自分のミッションが大きく方向転換することもあるのだと思います。
著者は50歳を過ぎてミッションと出会ったと言っているので、早くにミッションと出会えて良かったと思います。これからも自身を持って、ミッションを意識して生きていけます。
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