相手の言葉で話せば通じる〜もう、その話し方では通じません
話し方の指南書です。主にプレゼンを想定した内容だと思います。ポイントの一つは、相手の言葉で話すこと。どういう事かというと、相手の世界観を想像してその中で話す、という事です。
落ち入りやすいのが、自分だけが一方的に喋ってしまう事でしょう。プレゼン自体は進むのでしょうが、相手には刺さりません。相手から共感を得たり、相手に納得してもらったり、ということはありません。これでは最低限、ということです。プレゼン自体はこなしているので、求められることの一番底辺はクリアしているのだと思います。
ですが問題は、そこからどこまで伸ばせるかです。求められることの最低限はクリアした、じゃあどこまで伸ばせるの?ということです。そこから伸ばすのが、相手の言葉で話す、という方法です。相手の世界観を想像してその中で話すには、相手と仲良くなることが一番でしょう。相手と仲良くなれれば、相手の世界観を想像できると考えていいと思います。
さらに相手と仲良くなるためには、まずは共通の話題を見つけること。共通の話題が見つかれば、親近感が湧きます。同じ出身地だとか、同じ趣味だとか、同じ様な環境いるだとか。同じ話題が見つかれば、仲良くなれる道筋が見えるというものです。だってその話題を話せばいいのですから。
それと仲良くなるための方法として、相手がどこから来てどこへ行こうとしているのか知ることです。これを話してもらうには、おそらく自分も話さねばなあらないでしょう。ですから自分がどこから来てどこへ行くのかを話せる準備も必要です。過去と未来の話です。子どもの頃はこうだった。学生の頃はこうだった。20代の頃はこうだった。これからはこうして生きていきたい。こういうビジョンを持っている。こういう価値観で生きている。そんなことです。
ですから、プレゼンっていうのは知っている仲でするのが効果があるんでしょうね。本番では、冒頭の導入部分、もしくは開始時間前の待ち時間を、相手を知る時間に使うのがいいんだと思います。
プレゼントの無料小冊子を更新しました。「子どもの非行を防ぐための素直な頭のつくり方」です。
非行に走る子どもは自己中が多いです。頭が固く、自分の価値観に固執しています。周りの人間の価値観や考えを受け入れられず、自分を通そうとします。自分以外の価値観や考えがあること自体が、見えていないのです。自分が正しくて、自分以外の考えは間違いだという先入観から抜けられない状態です。
子どもは周りから吸収する度合いが強いので、子どもの成長は周りの大人次第の側面があります。「周りの大人が自己中から脱し、素直な頭を持つ事で、接する子どもにも好影響を与えよう」というのが、この小冊子の狙いになります。
頭の柔軟性があり、状況や相手に応じて変化できる事。自分だけでなく、相手の考えも認める事ができる事。一つ上から全体を俯瞰できる事。そんな「素直な頭」をつくるための気づきを、この小冊子から得ていただければと思います。
[contact-form-7 id=”4057″ title=”小冊子ダウンロード”]
抽象化の視点を身につけるセミナーを定期的に開催しています。スケジュール・詳細はこちらをご覧ください。
自己中が思いやりに、
生真面目が寛容に、
怒りっぽさが優しさに、
そして非行が素直に変わります。
心よりお待ちしております。
[contact-form-7 id=”10255″ title=”セミナー申込みフォーム”]
関連する投稿
- どら焼きを食べながら「怒りについて」を読もう
- ローマ皇帝は桜木花道なのか。BBC「ザ・ローマ」に見るレトリックと詭弁
- すべての本の共通点。本には何が書かれているか〜ドラえもんの読書感想文が書ける
- 正当な対価という自己都合な倫理〜お金は銀行に預けるな
- どうして文章を書いていると考えがはっきりするのか〜伝わる・揺さぶる!文章を書く
現在の記事: 相手の言葉で話せば通じる〜もう、その話し方では通じません