非行を防ぎ、素直な子どもへ

子どもの非行の原因の一つに、「性別が男」というのがあります。女の子よりも、男の子の方が、非行に走りやすいのです。

「男の子よりも女の子の方が非行に走りやすい」というのは、統計上も明らかであり、疑いようのない事実です。

平成２６年の刑法犯少年を男女別に見てみると、総数48,361人に対し、男子は41,358人、女子は7,003人です。刑法犯少年の約８５パーセントが、男子になります。

その理由は、男が持っている、暴力的な部分です。幼児期には顕著に表れる為、男の子の特徴とも言えます。本来は男の子の特徴である可愛い部分が、度を越して行き過ぎると犯罪になります。

例えば、体を動かすのが好き。男の子は片時もじっとしていません。目の前にスペースがあれば走り出すし、上り階段があれば登ります。

例えば、スリルが好き。男の子はすぐに、ジャンプしたり、潜ったり、高い所に登ったりします。

例えば、一番になりたがる。男の子はなんでも、他の友達と競争します。かけっこ、食事、でんぐり返し等。「自分はこんな事できるよ。」とアピールしたがります。

例えば、ケンカ。暴力的なものが好きです。ライダーとか戦隊とか。すぐに影響されて仲のいい友達とパンチやキックをし合います。

例えば、下品な言葉をすぐに使います。下品な言葉を使って、皆んなを笑わせようとします。

この様な男の子特有の可愛さも、歳を追うごとに無くなってきます。しかし、小学校に入学してもこの様な特徴がなかなか無くならないと、攻撃性、多動性、反社会的態度等と言われる様になります。

男の子の特徴は可愛いものですが、度が過ぎるものは、非行の原因にもなります。