子どもの非行を助長する風潮とは何か

2016.10.24 (月)

「アウトロー」とか「ちょいワル」とか、悪いことをかっこいいと見なす風潮が、子どもの非行を助長するのは間違いないと思います。

威圧的な車のエアロだったり、華美なサングラスやアクセサリーだったり、粗暴的な態度だったり。例えばアクセサリーをつけてプレーするプロスポーツ選手(昔でいうキヨハラ)や、タバコを吸いながら演奏するグループ(昔でいう黒夢)だったり。

 

確かに線引きは難しいと思います。どこまでがよくて、どこからがダメなのか。ワルであることを「男らしくて魅力的」と表現できなくもないと思います。男は本能的にワルに憧れます。もしかしたら女性も、男の「ワル」にひかれる部分があるのかもしれません。

「ワル」が一種のステータスになっているとも思います。豪華な服装や威圧的な高級車は、お金を稼いでいるからこそ買えるものです。自分本位な態度も、うまく立ち回れ、その社会での地位があるからこそできるものだとも思います。

もしかしたら反社会的であることは、「世の中を変えるのかもしれない」という意味で受け入れるべきことなのかもしれません。

 

ですが「ワル」が賛辞される社会はやはりまちがっており、それは子どもが生意気な態度に憧れを持つからです。

 

例えば夜の公園や駅前で集まっている子どもたちと話すと、仕方なく生意気になったのではなく、憧れで生意気にしている感じを受けます。不自然な生意気さです。初対面で、しかも年上に対しては「です」「ます」を使えば話しやすいものを、無理にタメ語を使おうとするから不自然な話し方になってしまいます。

 

無理にワルに合わせようとするから、面白くもないのに、夜に友達と付き合わなくてはならないのかもしれません。「ワルじゃなくたっていいんだから、楽しくないなら帰ればいいのに」と思います。

 

ワルやアウトローをかっこいいと見なす風潮が、子どもの非行を助長します。この風潮を変えれば、無理にタメ語を使う子どもも減るし、無理に深夜に出歩く子どもも減るはずです。

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