子どもが非行に走らない家庭環境とは

2016.06.30 (木)

まずは家族が子どもに関心を持つことです。

 

「子どもが非行に走りやすい環境はどんなものか」と聞かれたとして、端的に言うとすれば、「家族が子どもに関心がない家庭」だからです。

 

子どものことを放置していたり、子どもに対する愛情が薄かったり、子どもの行動をまったく把握していなかったり、子どもの関心ごとに興味がなかったり。

 

考えた末の行動であったなら問題はないんだと思います。子どものためを思って距離を置いているとか、それが将来、子どものためになるという考えを持っているが故に子どもを放置しているとか、子どもの行動を把握していないのであれば、言うことはありません。

 

しかし、子どもに関心がないが故の放置や行動の未把握は、子どもが非行に走りやすい土台と言えます。

 

おそらく子どもは、家庭環境がない場所で育てば非行に走ります。家庭環境があると、そこで社会のあり方を学んでいくので我慢や忍耐を覚えます。自分の我ばかり通してもメリットがなく、自分を抑えた方がメリットを得られることを学びます。

 

どうそれば自分の要求を相手にわかってもらえるか。どうすれば自分の欲求は実現するのか。どうすれば欲しいものは得られるのか。などを家庭から学んでいきます。

 

子どもに関心を持つことは、家庭環境をつくる上でのはじめの一歩と言えます。子どもは何が好きなのか。子どもは何をしたいのか。子どもは学校での生活はどうなのか。子どもにとって幸せとは何なのか。子どもが大人になる頃には、何が流行っているのか。子どもが大人になる頃、世界はどうなっているのか。そのために今やるべきことが何なのか。

 

関心を持ってさえいれば、それは行動に現れます。意識するしないに関わらず、自分が関心をもったことは、行動に現れます。子どもに関心をもって得た情報は、子どもと接する際に接し方として現れます。家庭環境がつくられるのです。

 

その結果、子どもがどうなるかは正直、誰にもわからないことです。親が子どもに関心を持つことが、非行に走らせないうえで最低限の壁です。極端な話、その後で子どもが品良く育つか、または非行に走って犯罪者になるかは、不確定な要素だらけです。

 

複雑な人間社会です。どう育てればどう育つという方程式はありません。ですが子どもに関心がない状態では、子どもが品良く育つか非行に走るかのスタートラインにすら立てていません。

 

子どもに関心がないと、我慢や忍耐を教える家庭環境が作られず、子どもが非行に走る要素が大きくなります。

 

子どもが非行に走らない家庭環境は、まずは子どもに関心をもつことです。

 


 

 

 

 

プレゼントの無料小冊子を更新しました。「子どもの非行を防ぎための素直な頭のつくり方」です。

 

 

非行に走る子どもは自己中が多いです。頭が固く、自分の価値観に固執しています。周りの人間の価値観や考えを受け入れられず、自分を通そうとします。自分以外の価値観や考えがあること自体が、見えていないのです。自分が正しくて、自分以外の考えは間違いだという先入観から抜けられない状態です。

 

 

子どもは周りから吸収する度合いが強いので、子どもの成長は周りの大人次第の側面があります。「周りの大人が自己中から脱し、素直な頭を持つ事で、接する子どもにも好影響を与えよう」というのが、この小冊子の狙いになります。

 

頭の柔軟性があり、状況や相手に応じて変化できる事。自分だけでなく、相手の考えも認める事ができる事。一つ上から全体を俯瞰できる事。そんな「素直な頭」をつくるための気づきを、この小冊子から得ていただければと思います。

 

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