非行を防ぎ、素直な子どもへ

私が非行相談で聞くことは、Ａ「相談者がどんな人か」と、Ｂ「相談者が何で悩んでいるか」の二つを明らかにするためのものです。相談者が何か特定の悩み事がある場合はＢについて聞きますが、特定の悩みが無い場合はＢについては聞かず、Ａのみ聞くことになります。

相談者がどんな人かを知るには、相談者の身上について根掘り葉掘り聞くことです。

学歴は？、経歴は？、家族は？収入は？趣味は？特技は？犯歴は？長所は？短所は？酒やタバコやギャンブルは？そんなことを聞いていくと、相談者がどんな人なのかがわかってきます。

卒業した小学校、中学校、高校はどこか。今までにどんな職業に就いたことがあるのか。何人家族か。その内訳はどうか。それぞれ家族の詳細。収入はいくらなのか。趣味は何か。どのくらいの頻度でやっているか。特技は何か。どうしてそれをできるようになったのか。自分の長所はどこか。どうしてか。自分の短所はどこか。どうしてか。酒は飲むか。タバコは吸うか。ギャンプルは何かするか。

非行相談に対する解は、人それぞれ違うものになります。例えば大幅に生活を変えなければならない人もいるでしょうし、今まで好きでやっていたものをやめなければならない人もいるかもしれません。

相談者にとって意義のある非行相談かどうかは、相談を受ける側が、いかに相談者のことを知るかが鍵になります。相談者にとって何が最適か。それを伝えるには、相談を受ける側が相談者の状況を把握していなければ、わからないからです。

私が非行相談で聞くことは、Ａ「相談者がどんな人か」と、Ｂ「相談者が何で悩んでいるか」の二つを明らかにするためのものです。相談者が何か特定の悩み事がある場合はＢについて聞きますが、特定の悩みが無い場合はＢについては聞かず、Ａのみ聞くことになります。