非行相談は意味があるものなのか
非行相談は、相談者自身が自分の状況を知るのに有効な手段です。自分や自分の子どもがどんな状況なのか、自分ではわからない事も多いはずです。
確かに相談者としては、現状を打破する思いもよらなかった解決方法を提案されることを望まれるかもしれません。抱えている問題、悩んでいる不安が一気に解決するような方法を期待するのかもしれません。
しかし、まずは自分の状況を知ることから始めることです。そうすれば、お金を払ってコンサルティングを受ける必要もありません。コンサルティングを受けなくても状況が改善されれば、それに越したことはないはずです。
相談は、アプトプットすることで自分の状況を客観視できるというメリットがあります。誰かに自分の状況を伝えようとすることで、今まで考えていなかった・見ようとしていなかった現実と向き合う効果があります。頭の中でモヤモヤしているだけでは、何も進みません。紙に書いたり誰かに話したりすることで、モヤモヤは形をなしていくのです。そうすることで、「その次」を考えることができるようになります。
「話してスッキリした」「相談してスッキリした」とは、アウトプットすることで頭の中で堂々巡りしていたモヤモヤが形をなしてきたことを言うのです。形をなしていなかったモヤモヤをハッキリしたもにして、まずはそれを見つめることができるようになります。「自分でやってみよう」と言う前向きな気持ちになるはずです。
非行相談は、相談者自身が自分の状況を知るのに有効な手段なのです。
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