非行の内容は例えばどんなものか
2018.02.17 (土)
メインコラムの「非行とは」にあるように、非行とは子どもの犯罪です。ですので、犯罪と言われることを20歳以上の大人が犯したら犯罪、20歳以下の未成年が犯したら非行と呼ばれるのです。法律的に非行が成立するかどうかは、一般的な非行に対するイメージよりも厳しいものです。
犯罪が成立するかどうかが法的な解釈も含めて難しいように、非行が成立するかどうかは法的な解釈もあり、難しいものです。例えば、不良行為は非行ではありません。不良行為少年は、非行少年ではないのです。
不良行為には、一般的に非行と言われがちなものが多く含まれます。喫煙、飲酒、深夜はいかい、怠学、家出、などです。これらは「このまま放置すれば非行に発展しそうなもの」であり、狭義で非行ではないのです。
不良行為は、補導対象行為です。警察官から見つかれば、注意されて電話番号を聞かれ、家族にも連絡がいくでしょう。これを少年補導と呼びます。少年補導は非行ではないので、あとで警察から呼ばれたり家庭裁判所から呼ばれたりはしません。
この法律的な解釈としての非行が「狭義の非行」だとしたら、「広義の非行」は法律的な解釈を抜きにした非行です。子どもがする悪い行為を、難しい法律的なことを抜きにして「非行」と呼ぶものです。人と話をする際に「非行」と言えば、「子どもがする悪いこと」というイメージが成り立つと思うので、この曖昧な感じで「非行」と言っても構わないはずです。
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