子どもが補導されたら親としてどう対応するべきか
補導とは、警察が不良行為をしている子どもに注意することです。コラム非行とはにも書いていますが、補導の対象である不良行為は決まっています。ですので、あなたのお子さんが警察から補導されたのであれば、いずれかの不良行為をしていたことになります。
不慮行為をしてもいない子どもを補導することも、警察もしないはずです。社会で情報公開がさけばれていますので、不良行為をしてもいない子どもを補導しては、警察にとって自身の首を絞めることになります。
お子さんが補導されたことできになることがあるなら、「どうして補導されたのか」「どの不良行為で補導されたのか」を知ることからです。
警察署か交番に直接電話をして聞いてみるのがいいと思います。警察は補導したら電話をするはずですが、一回か二回電話してみて応答がなければ、そんなにしつこくは電話をしないはずです。時間が合わず電話に出られなかったのであれば、電話して聞いてみるのもありです。
おそらく補導した警察官にしか補導の内容はわからないはずです。「いつ」「どこで」「何を」「誰と」「どんな状況で」など、細かく聞きたければ補導した警察官に直接聞くのがいいでしょう。
ただ、あなたが警察署や交番に電話した際に、補導した警察官がいるかどうかわかりません。休みの日かもしれませんし、仕事で外に出ている可能性もあります。
おそらく警察は「警察の側からかけ直す」と言うと思うので、電話されても都合のいい時間を伝えて、電話が掛かってくるのを待つことになります。
補導の内容を子どもに聞いて、さらに警察からも聞くことをおすすめします。双方から聞けば、より状況を把握しやすいです。片方だけから聞いたのでは、一方的な言い分しか聞くことはできません。特に子どもは、どうして補導されたのかもわからないはずです。話したがらないのだと思います。
補導されたとしても、日常生活には何の支障もありません。基本的に学校に連絡もいきません。補導の記録は残ります。何度も補導されていれば、反省がないということです。
補導歴は子どもが成人になればなくなるはずです。補導歴が必要なのは、子どものうちだけだからです。大人になってから「補導歴がいくつ」というのは付いて回りません。
もしあなたのお子さんが非行を犯して、裁判所で審判を受けることになったら、補導歴が審判に影響を与えることにはなるでしょう。
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