コロナウィルスの補導対象って土日に遊びに行くのも含まれるんですか?

2020.03.06 (金)

まず、コロナウィルスと補導対象は何の関係もありません。

 

 

コロナウィルスの感染拡大防止の為、小学校も中学校も休校になっているところが多いと思います。そんな状況の中で「遊びに行ってもいいものかどうか」という質問でしょう。遊びに行ったところで補導はされませんよ。昼間、街なかで遊んでいる中学生を捕まえて警察官が「コロナウィルスで休校のはずなのに、街に出て遊ぶ奴があるか。補導だ!」ということにはなりません。

 

 

本来であれば、土日でもないのに中学生が街なかにいれば、「どうして学校の時間なのにこんなところに中学生が?」と思うので、警察官は話しかけてきます。でもって17個の補導対象の中にも「怠学」というのがあり、これは「本来であれば学校に行かなければならないのに、行かないで遊んでいる子ども」を対象としたものです。学校に行くべき時間なのに、行かないでいると、補導されるのです。

 

 

まあ、この「怠学」の場合も、基本的にには怠けている生徒に対して行うものなので、たとえば「学校で人間関係がつらくて行けない」なんて場合は補導しないでしょうけど。かといって、生意気そうなのが数人で遊んでいて、あるいは彼女や彼氏と公園なんかにいて、笑いながら「人間関係がつらくて…」なんて言ったところで信用されないでしょうけれど。

 

 

とにかく、コロナウィルスが蔓延していようとしていなかろうと、学校が休校だろうと休校でなかろうと、それが補導とは何の関係もありません。「学校を怠けていたら補導」です。休校だったら、昼間に街や公園をウロウロしていても補導対象にはならないでしょう。ただ、モラルは疑われるかもしれません。「コロナウィルスの感染拡大防止のために休校なのに……」そういう意味では警察官も話しかけてきたり、注意しに来るかもしれません。ただ、それはあくまでも注意なのであって、補導とは別物なので。

 

 

補導には17個の補導対象があります。この17個のうちに入っていれば補導されます。入っていなければ補導はされません。コロナウィルスが流行りによって警察の補導対象が変わったりはしませんので。

 

 

 

それと、「自分が受けたものが職質なのか、補導なのか、厳重注意なのか、その辺りがわからない」という声があります。確かにこの区切りはわかりづらいものだし、流動的です。警察どうしでも、「部下が補導だと思っていたのに、上司は厳重注意のつもりだった」とか「補導しようとして話しかけたけれど厳重注意で終わった」とか「職質として話しかけたけど、話の途中から補導に変わった」とか、いろいろなパターンがあります。

 

 

職質とか厳重注意であれば、尾を引くものは何もありません。学校に連絡がいくとか、親に連絡がいくとか、後々まで残るものはありません。記録にも残りませんし。

 

 

ただ補導であれば、記録に残るし、基本的に親に連絡がいくので、気にするところは「補導になるのかどうか」でしょう。他の記事には「警察署や交番に連れて行かれれば補導」なんてことも書いてありますが、そんなことはありません。

 

 

わざわざ警察署や交番に子どもを連れて行かなくても、その場で補導はできます。もしも警察署や交番につれていかれたのであれば、補導以上に重大なことだったのではないでしょうか。たとえば事件とか。補導がきっかけになって事件に発展することはよくあることです。

 

 

「補導するつもりで声をかけて、タバコを持っていたので『喫煙』で補導して、未成年者喫煙禁止法の被害者とする」とか「夜中に補導するつもりで声をかけて、成人と一緒にいたので、青少年保護育成条例の被害者として事件化する」とか。

 

 

なので、警察署や交番に連れて行かずにその場で終わりの処理でも補導はあり得る、ということです。その場で警察官に聞いても良いのですが、あまり当てになりません。さっきも書いたとおり流動的なので。「その場では補導にするつもりだったけど、警察署に帰ってから調べたら補導にならないことがわかった」とか「補導にしようと思っていたけど、仕事が忙しくて補導にしていなかった」なんてこともありますので。

 

 

大人が警察署に電話して聞けば、曖昧な返答をされたり、はぐらかされたりすることも無いんでしょうけどね。警察官は、生意気な子どもや嘘をつく子どもを相手にしているせいか、子どもに対しては優しくありません。どちらかと言うと、子どもを見ると警戒心が出る方です。なので、子どもに対しては煙に巻いたようなことを言うでしょう。確実なところを知りたいなら、親などの大人が聞いたほうが良いですね。

 

 

新聞やニュースで毎日コロナウィルスに関する報道がされています。依然としてコロナウィルスが猛威を振るっている昨今ですが、補導、というか警察の仕事自体、あんまり変わりありません。というか、どちらかと言うと「そのくらいでは何も変わらない」「そのくらいでは変えていられない」というのが警察官の心情です。

 

 

 

 

 

 


 

 

 

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