非行を防ぎ、素直な子どもへ

非行を考えるうえで、できれば夫婦仲はよくありたいものです。夫婦仲が悪いと家庭でイライラがでてきます。イライラが つのると周りの事がどうでもよくなり、それまで積み上げてきたもの、信頼などの人間関係を一瞬で崩壊させます。

 
イライラは伝染もします。周りからイライラしている人を見ていると、「なんでイライラなんかしてるんだろう」と、ムカムカする気持ちがフツフツとわいてきます。イライラが他の人にも増殖するのです。

 
夫婦仲はなぜ悪くなるのでしょうか。人間どうし、お互いに上手いことバランスが取れていればいいのですが、どうしてもバランスが崩れてしまいます。バランスをとろうとしていた夫婦仲になぜか「ゆがみ」が生じ、持ち直す事が出来なくなってしまいます。

 
ゆがみが生じるそもそもの原因は、 男女の筋力の差です。通常、男性が女性よりも筋力があるため、どうしても男性は夫婦間の力の差に優越感や有利さを感じるのです。

 
例えば女性に対する男性の「優しさ」も力の差ゆえにです。男性の優しさは、筋力の差があるがゆえにです。

 
「力の差があるから優しく 」とすべての男性が考えれば、夫婦仲も悪くならないのかもしれません。しかしそこには器の違いがあり「力の差があるから俺の方が上」だという良くない心理が働きます。

 
先日話を聞いた家庭では、夫婦ケンカをする際にご主人は「俺に恥をかかせるな」と一方的によく言うそうですが、これも筋力に差があるがゆえの自身や優越感を根底に感じました。
非行の原因・夫婦不仲の原因は、男女の筋力の差によるのです。