子どもを非行に走らせないために見つけるべきものとは
子どもには、いろいろな体験をとおして、自分に合う表現方法を見つけてほしいと思います。
習い事に限らず、世の中には星の数ほどの体験ごとがあります。読書、作文、英会話、習字、絵画、料理、ゲーム、アスレチック、野球、サッカー、バスケ、体操、ダンス、算数、プログラミング、パソコン、などです。
以前に読んだ本では、これらの体験ごとを「表現の方法」と呼んでいました。
表現は、人間が持つ基本的な欲求です。「自分の事を知ってもらいたい」「自分はこういう人間だというのをアピールしたい」「自分はこんな事ができる」という欲求を人間は持っているそうです。
非行に走る子どもは、まだ自分を表現する方法が見つかっていないのかもしれません。欲求は胸の内にあれども自分に合う表現方法が見つけられず、欲求を内にしまっているがために、やり場のない怒りを抱えてしまうのかもしれません。
内にあるものを周囲に発散できる、自分に合う表現方法があればいいのですが、そうでない子どもも多いと思います。「自分が好きなものはこれだ」と表現できる何かを見つけられるように、多くの体験をさせられればと思います。
例えば何かスポーツをするにしても、一人一人の個性は違います。足が速い選手もいれば、大きい体をいかしたプレーをする人もいます。習字でも書く人によって字には個性が出ますし、音楽も奏でる人によって個性があるはずです。
自分にぴったり合う表現方法が見つかることを、「出会い」というのかもしれません。非行に走らなくて済むように、早く自分に合う表現方法と出会えるように、いろいろな体験をさせられればと思います。
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