結論、根拠、例え、で話をつくる〜1分で話せ
話し方の指南本です。どうすれば相手を説得できる話し方ができるのか。どうやって話をすれば、相手に納得してもらえるのか。相手に行動してもらうには、どの様な話し方がいいのか。そんな究極とも言っていいテーマに挑んでいるのがこの本です。
で、それはどの様に話せばいいかというと、シンプルにまとめられる様に話す、という事です。1分で話ができる位のシンプルさ。結論から話して、根拠が続いて、それから例え話、という構成です。
結論から話すのは大事ですよね。結論から話をしないと、どこが行き着く場所なのかよくわかりません。結論がわからないままに話を聞いていると、頭に入るものも入ってこなくなります。うまく自分で解釈できないんです。「こういう事かな」とか「こんな意味で話しているんだろうな」という想像がしにくくなるんです、はじめに結論がないままに話を進められると。
次に来るのが根拠なのですが、ここは「いかに言葉にできるか」が勝負ですよね。誰しもが話に根拠は持っているんです。根拠があるから、相手に伝えるまでに至っているんです。ですがその根拠っていうのはもやもやとしていて、なかなか相手に伝えられるまでに輪郭がはっきりしません。根拠っていうのは、言葉にするのが難しいんです。その根拠が核心をついていればいるほどです。もやもやとした自分の中の根拠をうまく言葉にできると、ぐっと説得力も増すんですよね。
最後に来るのが例え話です。これは根拠と違って作れるんでしょうけど、時間が必要でしょうね。質を気にしないんであればそんなに時間入らないんですが、質のいい例えば話となると考える時間が必要になります。時間次第勝負です。
こんな感じで結論、根拠、例え話を持って来ると、相手を動かすことができる話ができる様になります。正確には「話せる」では無く「アウトプットできる」という事です。ライティングの方も、結論、根拠、例え話で構成すれば、相手が動く様になります。ロジックと情熱で、相手の右脳と左脳が刺激されるそうですよ。
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非行に走る子どもは自己中が多いです。頭が固く、自分の価値観に固執しています。周りの人間の価値観や考えを受け入れられず、自分を通そうとします。自分以外の価値観や考えがあること自体が、見えていないのです。自分が正しくて、自分以外の考えは間違いだという先入観から抜けられない状態です。
子どもは周りから吸収する度合いが強いので、子どもの成長は周りの大人次第の側面があります。「周りの大人が自己中から脱し、素直な頭を持つ事で、接する子どもにも好影響を与えよう」というのが、この小冊子の狙いになります。
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