イライラを抑える方法とは

2019.03.06 (水)

イライラを抑えるには、距離をとることです。イライラする相手との間に距離をとって離れること。それと、イライラすることとの間に時間的な距離をとることです。

 

 

警察官をしていた際、仕事の度に喧嘩やトラブルを処理してきました。酔っ払いどうし、道を歩く通行人どうし、車の運転手どうし、お互いに偶然会ったにも関わらず、喧嘩やトラブルになってしまいます。家族の間で、友達との間で、恋人との間で、お互いに長く付き合っているにも関わらず、喧嘩やトラブルになってしまいます。

 

 

喧嘩やトラブルの処理をする際には双方から話を聞かなければなりません。喧嘩の当事者は視野が狭くなっていて自分主体のことしか話さないので、双方から聞かないと全体が見えないんです。しかも、お互いに話が聞こえる距離にいると、「違うだろ!」などの突っ込みが入るので、離れて話を聞くのです。

 

 

まずはイライラする相手と距離を置くことです。「何か一言を言ってやりたい」などと考えて近くにいると、なかなか頭が冷えません。ムシャクシャしていてもいいので、とにかく離れて相手の気配を感じないところまで行きます。

 

 

次に時間的に距離をとることです。時間を置けば、考えを巡らせる余裕ができるので、その出来事に対して冷静に考えることができるようになります。

 

 

その時に基本になるのは「間違っているのは自分かもしれない」と考えることです。相手が悪いとばかり考えるとイライラが増幅されるので、自分の落ち度を探してみるのです。少なからずあると思います。自分の落ち度を1つ1つ見つけていくと、最終的には「相手が悪い」という結論になったとしても、後ろめたい気持ちが出てきてイライラが減るのではないでしょうか。

 

 

それと、「一緒でしょ」と考えることです。自分が喧嘩やトラブルの当事者でないときは、喧嘩やトラブルの当事者がバカらしく思えますが、いざ自分が当事者になってしまうと、なかなか後に引けないものです。

 

 

自分のトラブルと、その他のくだらないトラブルの共通点を探して「こんなの一緒だよ」と考えると、イライラしている自分がバカらしく思えてきます。喧嘩やトラブルの当事者になってイライラしている人をバカらしく思えるので、同じように喧嘩やトラブルの当事者になっている自分が「バカらしくてやる気が萎える」状態になるのではないでしょうか。「自分も所詮はバカな喧嘩当事者の一人」と考えられると、いつまでも相手にイライラしている自分がバカらしく思えてくるものです。

 

 

「どうでもいい」と考えることで冷静になることもできます。近くに寄ってイライラする相手の粗探しをしたり、相手の落ち度を徹底的に突こうとしたり、イライラの原因がどこにあるのか、責任の所在を明確にしようとしたり、これらは全て冷静さをかく態度です。近くに寄ってイライラの相手や原因をはっきりさせようとしたりはしないことです。

 

 

どこに落ち度があろうとも、イライラの原因がなんであろうとも、「そんなもの、どうでもいい」と考えられられるようになると必要以上に干渉しようとしたり、必要以上に近くに寄ることもなくなるのだと思います。

 


 

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