自分の意見を言うことについて
自分の意見を言うことについて、他人から惑わされてはいけません。
例えば、私は常日頃から「社会が男性的価値観から抜け出すことが子どもを非行から救う」と言っています。ですが、それに対して「いやいや、男性的価値観から抜け出すだけでは治せない非行もあるでしょ。」とか「救うこともある、と表現を柔らかくすべき。だって、それに当てはまらない人もいるでしょ。」と言う意見もあります。
自分の意見を言う人は、他人のこの様な意見に惑わされて、自分の意見を柔らかい表現に修正したり、間違っても自分の意見を取り下げる様なことをしてはいけません。なぜなら、この様な意見を言う人は、自分の意見を言うことに対して明らかに勉強不足だからです。
「世の中には色々な意見を持った人がる。」「一人一人個性があり、同じ人間は誰1人としていない。」なんて言うのは、誰しもがわかっていることです。「万人に共通するもの」なんてのが無いのは、前提で自分の意見を言っているわけです。
ですから私も、「誰一人として同じ人間はいない」ことをわかった上で、あえて「社会が男性的価値観から抜け出すことが、子どもを非行から救う」と言っているのです。それは、はっきりと断言することにこそ意味があるからです。
「それだけじゃ無いよね」とよく言われますが、「それだけでは無い」ことは当たり前です。ただ、「それだけでは無い」と言っているだけでは、自分の意見を言っていることになりません。そう言う人は、自分の意見を主張したことが無いのでしょう。自分の意見を言うことに対する勉強があまりにも足りないのです。
自分の意見を言う人は、自分の意見も言ったことのない人の「そういう人だけではないよね」と言う意見に惑わされて、自分の意見を曲げてはいけません。尖った主張をすることにこそ、価値があるのです。他人の意見に惑わされてはいけません。
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